『リバーベース塩瀬』への想い
今回は、僕が参画している一般社団法人ClearWaterProjectの新プロジェクト『リバーベース塩瀬』についてです。
クラファンも公開し、いよいよ細かいプロジェクト内容を説明できるタイミングになりました!
前半ではリバーベース塩瀬の目的や内容を、後半は一個人としてのこのプロジェクトへの想いを綴りたいと思います。
(個人の見解や主観が入っていますがご了承いただけると嬉しいです!)
なにをやっていくのか
ClearWaterProjectのミッションは「子供たちが目を輝かせて飛び込んでいくような、川、海、湖を未来の世代に」。
特に現在は、川の生き物の資源保護や環境学習などに注力してきました。
リバーベース塩瀬PJはその事業の一環として実施していくものになります。
具体的には、愛知県新城市の塩瀬(しおぜ)地区にある田んぼを農地転用し、管理釣り場とBBQ施設(他食事も可能)、キャンプ場を作ります。
なぜやるのか
ただアウトドアブームだから!というわけでは勿論ありません。
最終的には地域全体が河川環境に関心を持つモデルをつくりたい。
そのために、川を中心とした豊かな地域経済を生み出したい。
そんな想いを持っています。
現在、日本全体の地域で、川を軸に観光でお金を回せているかと言われるとそうではありません。
それはなぜか。
大きな理由としては、お金を落とすポイントが少ないという現実があります。
例えば現在、寒狭川(かんさがわ)に来る人の多くは、川釣りのお客さんです。
しかし、多くの人が来ても地域に落ちるお金は数千円の遊漁券のみ。
それ以外にお土産を買ったり、食事をしたり、宿泊などをしようと思っても今はそれができる場所がありません。
また、ファミリー層が来る場合、快適にご飯を食べたり、休める場所が無ければ、なかなか川と触れ合いにくいのが現状です。
つまり川を楽しむ拠点となるような施設が必要だと考えています。
施設ができれば、新たな客層も生まれ、地元の人たちが働けることで、川を起点とした経済活動が生まれます。
そうすることで川と生活がリンクし、川に目を向ける人を一人でも増やしていきたい。そう考えています。
例えば、僕が好きな高知県の四万十川西部エリアでは四万十川を中心にしたホテルやキャンプ場があり、道の駅では地元でとれた鮎などを加工して販売しています。
それにより、地元の方が従業員として働くことができ、「川からの恵みで雇用が生まれ、生活が成り立っている」という感覚を持っている方が多くいます。
もちろん河川規模や環境は違うので、一概には言えませんが、そんなサイクルのモデルをリバーベース塩瀬によって作り出せたらよいと思っています。
他にも川釣り市場を増やしたり、耕作放棄地活用の新モデルをつくりたいなどの想いもありますが、それは別の機会に紹介します。
こんなことやります
2023年6月3日(土)のオープンを予定しています。
もともと田んぼだった場所を開拓し、管理釣り場とBBQ施設、キャンプ場をメインで建設予定です。
管理釣り場
釣りをやったことが無い方からベテランの方まで、楽しめる管理釣り場を計画中です。
管理釣り場では、いきなり川で釣ることが難しい初心者の方も、餌釣りやフライフィッシング、テンカラ、ルアー釣りを楽しむことができます。
上達したら近くの巴川(ともえがわ)に行くというステップアップもできます。
ベテランの方も、禁漁期間の癒しに冬の管理釣り場を楽しむことが出来ます。
BBQ施設
手ぶらで楽しめるBBQの提供を計画中です。
釣りを楽しんだ後や川で楽しむ際の食事をゆっくり楽しんでもらえばと思っています。
キャンプ場
最初は4~5区画限定ですが、利便性の高いオートサイト区画を整備予定です。
遊んだ後にゆっくりできる場を提供します。
夜は星もきれいです!
個人としての想い
最後にこのプロジェクトへ関わる竹永個人としての想いを。。
ここ数年間は『人に癒しを与える仕事』がしたいという想いを持って、日々を過ごしてきました。
ClearWaterProjectで働く前は、スーツを着て名古屋駅の35階のオフィスビルでひたすらデスクワークの日々でした。
最初はサラリーマンとはこんなものかと思いながらも、次第に自分自身がどう生きたいのかというモヤモヤを持つことが多くなりました。
そんなときにいつも力をくれたのが自然の中でする釣りやキャンプでした。
思いっきり遊んでモヤモヤとした悩みを吹き飛ばしたり、静かにリラックスして自分は地球のちっぽけな一部だと感じたり。。。
自然はいつも『自分を取り戻し、力がみなぎる場所』でした。
きっと20代から30代の同年代の方にも、いろいろ悩んだり、日々の仕事や生活に疲れた人がいるんじゃないかなと思います。
そんな人たちが少しでも自然に癒され、力みなぎる場所にリバーベース塩瀬がなればよいなと思っています。
また、自分自身が自然に助けられてきたので、今度は自分が少しでも自然環境に恩返しをしていきたいです。
そして、今回は多くの協力してくださる方々に囲まれ、人の縁の凄さを実感しています。
みなさんが少しでも喜んでくれるようなプロジェクトにしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!
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