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あんまり話していなかった妹と友人のInstagramで再会し、中学生の自分とも再会した話
友人が結婚して寿退社し、長崎に移住した。職場でひらいてもらったらしいお疲れ様&走行会の様子がSNSで投稿されていた。ニッコニコの友人を中心にした集合写真をぼんやりみていたら、右端になんだか知った顔を見つけた。えっ!?妹?!(笑)
2つ年下の妹、というと若そうだけど、考えてみたらもう40才。子供が3人いて、一番上の子が高校生、真ん中が中3、一番下の子が小3。
「出産なー、こわいなー」とかなんとかいってた若かりし頃を経て「なんとかなるなるー!」とあっけらかんとしていた。実際になんとかしていた。
妹は気づいたら行動力のある人になっていた。
バイタリティのある妹
彼女は専門学校に入る頃、実家にあまりいなかった印象がある。いや、私が大学生活に忙しくていなかった節もある。高校卒業したくらいってそういう時期ですよね。バイトと学校と遊びで忙しい。
社会人になって、妹の所属先は産休の取得者がいままでいなかったようだ。1人目を出産するとき『国で保障されてるのはここまでなので、ここまではやってください』と交渉したり、産休入って、復帰したらまた2人目の産休に入って、復帰。なにかと先駆者をやっていると聞いていた。話を聞いていてバイタリティあるなぁと尊敬していた。のだが(笑)。
変な話ばっかりしちゃった!
先の友人のSNSでみたことを妹に伝え、「同僚だったみたいだねぇ」とLINEしたらこんな回答が来た。
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余談だけど、子どもの頃は、怒りも外に出せてたんだなぁと感慨深いですね。「こっちに来るな!」っていってるよ、中学生のわたし。喜怒哀楽、しっかり出せるのって大事とおもう。理不尽に怒られるのは嫌だけど(笑)。
🎹🎹🎹
ピアノの角に頭ぶつけて泣く妹
妹と共通して記憶している幼少期の思い出、第一位は、がっつり母に怒られてるところ。
妹がピアノの角に頭をぶつけて泣いていて、そばにいた私が怒られた。「また泣かせて!」とかいわれてた気がする。普段からケンカして泣かしてたんだとおもう。ごめんよ、申し訳ないけど覚えてない(笑)。
そのとき妹は泣きじゃくりながら「ちがう・・・」といっていた。母の反応は覚えていなかったので、社会人になってからこの話を聞いてみたところ、全然覚えてなかった。そういうものですよね、幼少期。
妹と記憶を突き合わせしてみるのも面白いのと、友人に話していた「変な話」の内容がめっちゃ気になったので、妹を呼び出してみました。
🧩🧩🧩
実際に会ってみた
休みの日の午前中。午後はPodcastの収録があったので、ランチタイムに呼び出しました。新宿の新南口集合。普段は千葉で車生活しているのでもしかしたら迷うかもなぁと思ったので、お店集合ではなくて改札前集合に。
友人の結婚式二次会で当てた1000ピースパズルを姪っ子にあげようと思っていたので、引き渡しも兼ねていました。フレームとパズル合わせてまぁまぁな大きさ。大きめのIKEAの袋とかに入れてあげればよかったかなぁと思いつつ、握力を駆使して運搬。
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集合の改札前につきそうな時に、妹から連絡。案の定、迷っていた。
南口で集合して、ほっとした顔をしていた妹は、しゃべりかたが母そっくりになっていた。今年のお正月に妹家族と両親と会った時もそうだったかなぁ、昔からそんな話し方してたかなぁと記憶を探る。全然、記憶にない。なんかイントネーションがね、似てるんですよ。わたしも母のしゃべり方を真似できるけど、やらない(笑)
「二人で会うの、人生で2回目じゃない?」という話をしつつお店に入ってランチをいただくことにした。前回は何年前だっただろう、20年ぐらい前?もしかして20年周期かもしれない。
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注文を終えて、さっそく本題に。以下、会話。
🪐🪐🪐
ま:変な話って何だったの?悪口かとおもって聞いてみたくって(笑)
妹:悪口っていうか、ほら、うちら、そんな仲良くないじゃん?だから悪口いうものもないっていうか・・・変な話だよ(笑)
ま:ウケる(笑)確かに、仲良くないし悪くもないもんねぇ。それってどんな話?
妹:LINEでもおくったけど、お姉ちゃんが中3の受験生の時、狭い家なのに「こっちくんな!」って言われた話だよ。私はどこに行ったらいいの?って(笑)
なのに、自分が受験終わって、わたしが受験生になったときに、ものすごいちょっかい出してくる姉になってたっていう話(笑)。
ま:かわいい!わたし、かわいい!(笑)
妹:あと、うちの姉すごい怖いんだよ、って話。中学になったときに、学校で会うのと家で会うの全然別人だから、っていう話してた。
ま:わたし、二面性あったんだ!全然、中学の時の記憶なくってさ(笑)
妹:うそだぁ。学校で会うと、完全無視してたよ?お姉ちゃん。
ま:へー!(笑)
妹:無視されてたけど、お姉ちゃん学校でモテてたから、知らない男の先輩から「おまえあいつの妹なんだろう?」みたいなの結構来てたよ。
ま:そうなの?!そんな少女マンガみたいなこと起きてたんだ!(笑)
いってよ〜!
妹:ツンケンしてたから言えなかったよ、知らない先輩怖いし(笑)
ま:あれがわたしの反抗期か。
妹:お姉ちゃんはちゃんと反抗期あったね(笑)
ま:妹はあった?
妹:ないとおもう。お姉ちゃん見てたから。反抗したとて、ちょっかい出してくるし。反抗期になりそうな、受験でイライラしてるタイミングでちょっかいだしてくるから、もうイヤ!みたいな。この人しょうがないわ。みたいな感じであきらめた(笑)
ま:そっかーそんな感じだったんだね(笑)
中学生の頃の妹との記憶が全くなかったから、本当に無視してたし興味なかったんだろうなぁと思います(笑)典型的な反抗期やってて笑ったのと、典型的な少女マンガみたいなこと起きてたのにもびっくり。
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二十歳の成人式の日、居合わせた同級生たちと「成人したし飲もう!」となって駅前の居酒屋で飲んだ時のことも思いだした。
その飲み会にいた同級生の男の子から「あのさ、中学の時お前のこと好きだったんだ」といわれたんだった。卒業した時に靴下くれたんだよな、同じソフトテニス部だったからテニス用の当時流行っていたFILA(フィラ)の靴下。ひゅーひゅー!モテてる〜!
いやいや、密かに想わなくていいから、正面からいってくれ(切実ww)
☕️☕️☕️
対話のアンソロジーを作ろう、という話が出て、書くテーマがなくて困った時、冒頭の友人のInstagramに妹を見つけた話をぽろっとしたら、そこから妹と対話してその話を書いてみたらどう?という流れでここまで来ました(笑)。
久しぶりに話してみて、20年ぐらい一番近くにいた家族という名称がついてる他人という感じがしました。友人よりは近いんだけど遠い感じ。ちょっと別なんだよなぁ。表現が難しいなぁ。ずっと近くにいたから、もういいでしょ、元気ならOK、って感じなんですよね。こう書くと冷たく感じる人もいるのかなぁ。でも仲悪くはないよ?このランチ会のあと梨が届くぐらいには(笑)
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私を世界で唯一お姉ちゃんと呼ぶ人、と考えたら感慨深いな。エモみある。
レアすぎたので他にも色々話したんだけど、それはまた別の機会に。
対話ってたのしい〜!