浪人中のメンタルは紙一重?〜耐えられたのは…
二十歳になり、息子と晩酌をする時間が時々あります。
お酒が入るとよくしゃべる傾向があるようです。
つい最近も晩酌していた時、浪人中のメンタルがキツかった時のことをポツリポツリと話しだしました。
私は寒くなりましたよ。
寝つきが悪くなったこと
朝、不安感で目が覚めたこと
過去問が合格点になかなか乗らず、予備校のトイレで泣いたこと
やり場のないストレスで、一回だけ、予備校のトイレの手すりをパンチしたら手が腫れたこと
重たいものだけでこの四つ。
すべてストレスがピークだった時だそうですが。
実は私、過去に少しメンタルの調子を崩したことがありまして、多少ですが知識経験があります。
まず、不眠はメンタル不調の大きなサインです。
ですから、朝まで眠れないことはあったか、聞いたら、それはさすがになかった、と言ってましたので、少し安心しました。私自身はその時朝まで寝られない日が何日も続いたので。
訳もなく涙が出るのもサインですね。息子の場合は、訳はあるので必ずしも危険とは言えないのかな。
バイトの同僚で同じ大学の子も、似たようなことはあったようです。朝泣きながら目が覚める、とか、起き抜けから不安でたまらなくて毎朝泣いてしまう、とか。
メンタル不調経験があるから余計に、紙一重だなあ、と思いました。
ギリギリのところで耐えられたのは、どうしてなのか?
高校時代の野球部での経験
これが大きかったと言います。
高校から初心者で野球を始めた彼は、少人数の弱小校ではありましたがギリギリでレギュラーを取れず、それでも厳しい練習は同じこと。やはりそれは一種のストレスと苦しさであったと思います。
応援してくれる人たちへの感謝
最後はこれに尽きるようです。
早稲田の入試の時、全ての学部で試験開始までの時間、これまでお世話になった先生方、チューターさん、両親、祖父母等等の顔を思い浮かべ、感謝の気持ちで試験問題のページを開けたと言います。
友達の中には辛さに耐えられず、授業を切りまくったり、異性関係に逃げてしまったり、SNSに時間を使いすぎてしまったりした子もいたそうです。結果は…。
これって、受験や浪人だけではなく、すべてのことに当てはまるのではないかと思いました。
今すでにしんどいなあと感じている浪人生の皆さん、深呼吸して考えてみてくださいね。自分をこれまで支えてきてくれた人たちのことを。
そして親御さんも、我が子の成績や様子に不安だったりイライラしたりすることがあると思いますが、感情のまま実際に本人にぶつけてしまう前に、どうすることが我が子から感謝されることか、深呼吸してみてくださいね。
こう書くと偉そうだなと思ってしまいますが、中学受験の時に、私自身、失敗してきたことだから、身をもって言えます。
あの頃の自分に、この文章を読ませたいくらいです。笑。
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