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【学びメモ】「ハピネスの作り方」エンジン01市原オープニングシンポジウム

エンジン01というイベントが、千葉県市原市にて、1月26日(金)、27日(土)、28日(日)の三日間、開催されました!

名だたる文化人たちの講義を一講座800円で受講できるとてもありがたいイベントです。

受講した講座について学びメモを残しておきたいと思います。
どんな講座をとったかは、こちらに記載しています。

本記事では、「ハピネスの作り方」のテーマで、オープニングシンポジウムで語られたことについて、メモをまとめます。

登壇者は、4名
南 美希子さん(司会・進行役)、勝間和代さん、東村アキコさん、和田裕美さん

ハピネスとは?

ハピネス、幸せの定義は、一人一人違うとしても、
例えば、勝間さんは1人の時間が楽しい、東村さんは、人と一緒にいないと寂しいと感じるそうです。
和田さんは、幸せの大きさは目標の大きさと比例して、大中小あるイメージを持ちつつも、大きな幸せよりも、日々の小さな幸せを積み上げていくのが幸せではないかとのこと。
南さんは、人生、何をおいても健康に立脚するものだから、健康が幸せの土台になっているのではないか、と新たな視点を出されました。

こんなふうに、4人だけでも、幸せの形は様々なのが興味深いです。

なお、一般的に、幸せの要件として、挙げられるのは、
①健康、②人間関係、③お金
とのこと(勝間さん)

また、幸せを感じるときはセロトニンなどホルモンが出ている。

陽転思考とは?

和田裕美さんが、陽転の考えについてお話しくださいました。
幸せとは、探すもの
例えば、Googleの検索バーみたいに、キーワードを検索して自分の記憶を検索するとする。
キーワードが、ポジティブかネガティブかで、検出される自分の記憶が異なってくる。キーワードがネガティブだと、嫌な過去や失敗した記憶が蘇ってくる。
なので、ポジティブなキーワードを入れるようにすれば、嫌な過去などが検出されにくくなる。
ただ、脳の思考癖もあるが、人間の思考はネガティブがデフォルト。
ネガティブキーワードの検索をして、ネガティブな過去に思い至った場合は、そのネガティブを一回受け入れて、そのネガティブがあったからポジティブなことがあった、というふうに思考を変える(陽転)のだという。

お弁当の例を出すと、お弁当に、好きなおかずがないことに着目するのではなく、好きなおかずがあることに着目すると幸せになりそうです。

東村さんは、お茶会にて、嫌な場面を見ても文句を言わないで、それ以外の良いことを口に出すようにしているとおっしゃってました。
茶道の思想に通づるのかもしれない、とのこと。
嫌なことは口に出さないので、漫画を描いて発散するそうですよ(笑)
なお、勝間さんは、嫌なことは次起こらないように、知らせなきゃ、というお考えでした。なるほど、それももちろんありうる選択です。

幸せはこうあるものと洗脳されている?

文化や習慣により、幸せの形が固定されていると洗脳されているかもしれない。
例えば、パートナーがいた方が幸せか?という問については、yesと考える価値観が根強くあったりします。

幸福度は人生の中で、上がったり下がったりする。
この中で、男性と女性では、上がったり下がったりの時期が異なることが多い。男性は定年退職後、幸福度が下がり、女性はこの時期逆に上がる傾向にある。
女性は男性に比べ、新しいものに挑戦することが多いそう。
それが幸福度に影響すると思われる。

ホルモンの低下も関係がある。(やる気ホルモンのテストステロンは男性も女性も加齢により減るが、男性の方が、減る割合が大きいことが新しいことに挑戦する気になるかに関わってくる)

人との関係で幸せを感じることは確からしいので、一般的には、パートナーがいた方が幸せといえそうです。
その上で、最終的には、パートナーとの別離は避けられないことからすると、孤独に強い方が幸せ度が増すということが言えそうです。

アルコールや糖質はNG

アルコールや糖質は、簡単にホルモン(ドーパミンなど)が出て、依存性が高いので、サステナブルに幸せでいたいなら、控えた方がいい。
ただ、糖質制限が正義かというと、そうでもなくて、食事を楽しみたいということと、健康でいたいということとを比較して、自分が求めるバランスで選択していけばいいのではないか。

比較の時代

SNSで自分と他人を簡単に比較できてしまって、そのため幸福度が下がってしまいかねない
入手する情報の精査が必要。

印象に残ったお話

・東村さんのお話で、旅行に行った時みんなでいい時間を過ごせたと思うけれど、家に帰ってくれば、現実に戻ってしまって、旅行は刹那的な幸せだったと感じる。
家にいなければならなかったコロナ禍を経て、新しいことを学ぶことを幸せに思うようになった。旅行よりも、幸福度が高い。勝間さんは、これをサステナブルとおっしゃってました。

・南さんのお話で、アリストテレスの言葉を引用して、幸せとは、「自分に満足すること」であると指摘したことが端的でわかりやすいと思いました。

また、英語の表現を出し、彼が市川滞在を楽しむという表現は、”He enjoyed Ichihara".ではなく、"He enjoyed himself at Ichihara" となることから、英語表現からも、自分が楽しむとか幸せになるとかいうことは、自分を楽しむということ、が読み取れるのではないか、という指摘がなんだかとても腑に落ちました。

感想

幸せの定義がいろいろ、人それぞれにあってよくて、他人と比べたりせず、それぞれ自分の定義を信じて幸せになればよいんだな、ということがとてもすんなり頭に入りました。
四者四様だったから、わかりやすかったのかも(笑)
パートナーがいた方がいいかの議論について、4人で合計7回の離婚回数であることがわかり、大爆笑が起こったり、終始面白いトークが繰り広げられてました。そして勉強になる考え方やキーワードがたくさん学べました!
特に、最後の南さんのお話の、Enjoy myselfの表現については、ハッとさせられました。英語表現から、意味を引き出して指摘される知性に憧れを覚えました。

結論、幸せは自分を自分で楽しませること、小さな幸せの積み重ねを大事にする。他人との比較より、自分の学びを楽しんでいくべし。

オープニングから非常に楽しくて有意義な公演でした!!

ありがとうございました!!

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