【『死』とは何か】"良い"人生とは?➁
この企画では「『死』とは何か」という本の内容を要約しつつ、自分の経験や考えをまとめています。
今回は「"良い"人生とは?」というテーマで自分の考えを書いていきます(本の内容は前回の記事から)。
今回も横軸に寿命を縦軸に人生の質を取ったグラフで考えていきます。
※ここでは「その人が幸せと感じるか」ということを人生の質とします。
前回の内容
筆者の結論は
長さ→関係ない
質→人生の中でもピークの地点が高ければ良い
でした(詳しくは前回の記事から)。
自分の結論
自分の結論はこちらです。
長さ→長いほど良い(ただし不死は除く)
質→終わりよければすべてよし
長さに関する結論は過去に記事として書いたので、今回は質についてをメインに書いていきます(以下、長さに関する結論を書いた記事です)。
そもそも、質が一定なことはありえない
前回の記事でも最後のところで触れましたが、「慣れ」があるため人生における"質"が一定であることはないと思います。
しかし、だからと言って数字の伸びが以前の2倍になっても質が保たれるかと言うとそうでもありません。
数字の伸びが2倍になっても、質の伸びは過去よりも小さいままです。
ブログPVの伸びから考える「幸せ」
自分はこのnote以外にもブログをやっているのですが、PVは以下のように変化していました。
①1ケタ→20以上安定
➁20→100以上安定
③100→200~300
普通に考えれば③のときが最も幸せを感じると思います。
しかし自分の場合、最も幸せを感じたのは①だったのです。
恐らく①のときはPVが増えるという想像ができなかったために増えたときの喜びを感じやすかったのだと思います。対して③の時点ではすでにPVが増えた経験があったため、成長の感覚をすでに知っていました。
重要なのは質の高さよりも角度
これは自分の幸せの基準がPVが以前の増加量ではなく、PVが以前の何倍になったかであったということを表しています。
つまり人生の質においては、その時点での質の高さよりも傾きの大きさが重要だということができます。
というのも幸せは絶対的なものではなく相対的なものだからです。
例えば現在の人生の質の値が負でも傾きが正であれば、少しは希望を持てるはずです。
一方で現在の人生の質が正でも傾きが負であれば、将来に対して不安を感じてしまうのではないでしょうか?
質の高さは関係していないのか?
とは言えその時点での質の高さが"良い人生"に無関係かと言われると、そんなことはないと思います。
ここから以下の2つの要素が大切なことが分かります。
傾きの大きさ
質の高さ
この優先順位は人によって異なると思います。
理想①質と角度が上がり続ける(理論的な理想)
ここから考えた理想の人生は上のようなグラフになります。
傾きも質の高さも上がっていき、死ぬ直前でピークを迎えるというものです。
理想②終わりよければ全てよし(最低条件)
とは言え①の人生は理論的で、現実には起こり得ないことです。
人生の質には運要素も含まれているからです。
会社や学校で親友に出会えるのも、家族や友人を交通事故で無くすのも運です。
そう考えたとき、死ぬ直前が全員に共通した「このタイミングで最高なら良い」というものだと思いました。
人生を振り返るのは死ぬ直前であり、その時の「今」が良いものであれば人生も良いものだったと言えるのではないでしょうか?
最後に
今回、紹介させていただいた本です。
人生に悩んでいる方、何かに没頭して考えたいという方は読んでみてください。