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【今日のニュース】新型コロナ 全国クラスターマップ 最新版のクラスター情報8月11日






【島根】
松江で91人感染、高校でクラスターか 新型コロナ

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松江市は9日夜、新たに新型コロナウイルスの感染者を91人確認したと明らかにした。8日に

立正大淞南高
10代男子生徒の感染が確認されたのを受け、同校の生徒や教諭たちのPCR検査を進めていた。クラスターの発生とみられる。
 91人には、同じく8日に感染が確認された市内在住の70代男性の関係者も含まれる。

島根県内での感染確認は、計122人となった。


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立正大学淞南高校サッカー部でコロナクラスター発生!感染者91人中80人を陽光寮生が占める


8月9日夜、松江市は、立正大学淞南高等学校で8日感染確認分を合わせて91人が新型コロナウイルスに感染していること発表しました。

会見では、同校サッカー部を中心に感染が広がったことが明かされました

松江市の人口は約20万人。

これまで(8月8日)の累計感染者は31人でしたが、一気に122人となりました。

人口比率で考えると、数字の桁を間違えているのではないかと思えるほどの衝撃的な感染者数となっています。

約3か月ぶりの感染者が8日に確認されてから、わずか1日。

最近の都市部の感染者急増も、比較的平穏だった松江市から見ると対岸の火事という雰囲気でしたが、ここへきて雰囲気がガラッと変わりました。

今回は、立正大学淞南高等学校で発生した集団感染の状況、サッカー部の活動状況、島根県・松江市の感染者受け入れ病床について調べていきたいと思います。



立正大学淞南高等学校でコロナクラスター発生

松江市は9日夜、新たに新型コロナウイルスの感染者を91人確認したと明らかにした。
8日に立正大淞南高の10代男子生徒の感染が確認されたのを受け、同校の生徒や教諭たちのPCR検査を進めていた。
クラスター(感染者集団)の発生とみられる。
91人には、同じく8日に感染が確認された市内在住の70代男性の関係者も含まれる。

陽性が確認された感染者のほとんどが、サッカー部に所属していることが会見で明らかになりました。

立正大淞南高等学校のサッカー部部員数は138人。

そして、関係者149件のPCR検査に対して、91人の感染。

感染者91人のうち、サッカー部の寮生だけで80人いることが分かりました。

陽性率も非常に高くなっています。

症状が確認されているのは、30人とのことです。

サッカー部は8月7日まで活動を続けていたことが分かっており、感染の拡大が懸念されます。

立正大淞南高等学校は今回の感染確認を受けて、全校生徒にPCR検査を実施する予定です。

また、感染拡大防止の為、PCRの対象は生徒に限らず幅広くやっていく方針とのこと。

なぜここまで感染が広まってしまったのか、専門家も分からないという状況となっています。

立正大淞南高校サッカー部の活動状況は?
大規模集団感染が発生した立正大淞南高校サッカー部は県外へ遠征されていたことが会見で分かりました。

7月23日~25日・・・大阪遠征

8月3日~5日・・・鳥取遠征

8月4日~6日・・・香川遠征

また、7月27日~7月31日まで、松江市営補助競技場において令和3年度新入生セレクションを開催されています。

このセレクションの参加対象は令和2年度中学3年生となっていますが、参加数は分かっていません。

直近の活動では、8月7日に松江市営補助競技場を利用していたことが分かっており、クラブハウス等の消毒作業を実施するとのことです。

こちらは関係があるか分かりませんが、立正大淞南高校サッカー部では、今春からU15(ジュニアユース)世代への指導をするFC TENTAR(テンター)を発足させています。

1期生として松江市、米子市の中学1年生19人が加入されているようですが、コーチとなるのは立正大淞南高校サッカー部員である高校生となっています。

マンツーマン指導をしてもらえて、月会費も低額で家庭の負担にならないとして、地元では話題となりました。

FC TENTAR(テンター)の活動ですが、8月に入ってから松江市内の小学生チームと合同練習をしていたことが分かっています。

どのくらいの規模でPCR検査を実施されるのか分かりませんが、影響は広範囲に及んでいる可能性があります。

新型コロナ感染事例における潜伏期間は、その多くが5日程度とされており、最大2週間と考えられています。

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ネット上では、「遠征で感染したのではないか?」という声が目立っています。

全国的に感染者が急増している時期です。

立正大淞南高校サッカー部の遠征スケージュールに問題は無かったのでしょうか。

今後、感染状況等の情報は随時公表されていくとのことです。

立正大淞南高校、サッカー専用寮「陽光寮」の場所


近隣には、生活に必要なものが全て揃えることが出来る「大庭ショッピングタウン」という買い物エリアがあり、ホームセンターからドラッグストアまで様々な店舗が軒を連ねています。

立正大淞南高校のサッカー専用寮「陽光寮」は、2人1部屋。

立正大淞南高校はサッカー強豪校として全国的に知られており、全国各地から部員が集まります。

サッカー部の学生は親元を離れて「陽光寮」で寮生活をすることになります。

立正大淞南高校には他にも寮がありますが、そちらに感染が広がっているかどうかは今後の検査結果待ちとなっています。

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島根県の病床は足りているのか?
新型コロナウイルス感染症の第2波に備え、県は、「新たな患者推計に基づく病床確保計画」を発表した。県内のピーク時の患者数は208人と推計。通常医療と両立するため、患者数に応じて、段階的に即時患者を受け入れられる病床数を増やす計画だという。

国が示した、国内の患者数の動向や社会への協力要請の効果を踏まえた推計モデルを元に策定した。県によると、ピーク時の患者208人のうち、入院が必要な患者は147人、うち重症患者は21人に上ると推計した。県はすでに新型コロナウイルス患者の入院病床を計253床確保しており、計画では、患者数の増加に応じて、4段階に分けて即時患者を受け入れられる病床数を拡大していく方針だ。

また、軽症者・無症状者の宿泊療養施設は、計61床が必要と推計された。県は松江市の民間ホテルと、江津市の県立少年自然の家で計65床確保しているが、新たに出雲市の県立青少年の家「サン・レイク」の33床の活用も決まり、計98床を確保した。

丸山達也知事は「ピーク時でも県内で確保している入院病床253床でおさまる数字になり、ほっとしている。できるだけ早く検査で感染を見つけ、軽症のうちに適切な医療提供をしていきたい」と話した。


91人という人口比率で考えると膨大な感染者が確認された松江市。

「これだけ感染者が出て病床数が足りるのか?」

という不安の声がSNS上でかなりあがっています。

地方の田舎ということで、都市部と比べて医療リソースは限られています。

島根県、松江市の感染者受け入れ態勢はどうなっているのか、と気になるところですが、どうやら行政は準備を進めていたようです。

軽症者・無症状者の宿泊療養施設としては、松江市の民間ホテル、出雲市の県立青少年の家「サン・レイク」、江津市の県立少年自然の家で計98床。

島根県はピーク時の患者を推計208人としているようです。

会見では、活用可能な病床210床で、即座に対応できる病床は60床と述べられており、引用記事と若干の差異があることが分かりました。

今回感染が確認された91人は、感染が病床数のひっ迫を防ぐ為、無症状の生徒は淞南学園陽光寮で療養する方針とのことです。

今後、大規模なクラスターが発生した場合、これまでの想定を上回る可能性が考えられるので、医療体制はしっかり整えて備えていく必要がありそうです。

立正大淞南高校野球部は大丈夫?
現在(8月11日時点)のところ、野球部への感染拡大については言及されていません。

全校生徒を対象にPCR検査を実施するとされているので、今後感染者が確認される可能性はあります。

野球部の活動状況としては、つい先日まで島根県高校夏季野球大会に参加していました。

試合のスケジュール、対戦高校は下記のとおりです。

8月4日(決勝)・・・益田東高等学校(益田市)

8月2日(準決勝)・・・松江開成高等学校(松江市)

7月26日(準々決勝)・・・石見智翠館高等学校(江津市)

感染が広がっていないことを祈ります。

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同校では、コロナ対策としてトイレの蛇口や便器などを自動で水が流れるものに変更するなど感染対策を進めていた。

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