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【FFTの日記】 歴史の授業風景

ダーラボン「今から古代歴史の授業を始めるぞ。訳あって1限しかやらないのでよ〜く聞くように」

「は〜い」

ダーラボン「授業の前に大事なことを言います。古代歴史には教会の教えと矛盾する話が沢山出てきます。
過去に有名な歴史学者や冒険家が異端者ね烙印を押され謎の死を遂げています。
皆さん歴史に興味を持っても、くれぐれも深追いしないように。重要な分野ではないから1回しかやりませんよ。私も正確な出来事を把握しているわけではありませんからね」

「は〜い」


「一番古い時代は二つの月があったと言われている」

ラムザ「月が2つ??まるでおとぎ話だな」

ディリータ「わからないから神話を作る。よくある話さ」

ダーラボン「この文明はたいして進まなかったが月の民の文明は高度だったみたいじゃ。宇宙へ行っていた事実はイヴァリース最果ての古代遺跡で見つかった」

ダーラボン「この発見があったのは最近じゃ。冒険家がたまたまな。」

ラムザ「そんな大発見があるのになんでみんなもっと古代遺跡を探さないんですか?」

ダーラボン「遺跡は大抵モンスターの住処であることが多いのじゃ。命あって帰るためには高い戦闘技術がいる。じゃが今の世の中、それだけの技術があれば軍士長になったほうがよっぽどギルは入るし安全じゃ。
おまけに大きな発見をした冒険家が異端者の烙印を押され教会に追われる事例もある。
危険で収入も安定しない冒険家
安全で安定した収入の軍幹部クラス
どちらが人気があるかゴブリンでもわかるな?
トレジャーハンターが笑い者だったり冷ややかな目で見られるのはそう言うことじゃ」

ダーラボン「さて、次の時代は月と我々の地が干渉しあった形跡がある。召喚獣、多彩な民族そらとぶ舟が賑わう時代だったようじゃ。」

ダーラボン「次の時代は我々の時代と同じく学校があったようじゃ。そして召喚獣はガーディアンフォースと呼ばれていた」


ラムザ「がーでぃあんふぉーす?何故召喚獣では無いのですか?」

ディリータ「おいラムザ、いちいちツッコミを入れているとただでさえ長い話がさらに長くなるぞ」

ダーラボン「この時代は月が1つと伝えられているが、月の涙と呼ばれる月のモンスターの襲来があったようじゃな。魔女と呼ばれる魔力の高いものが支配する時代だったようじゃ。」

ダーラボン「次の時代はマテリアと呼ばれる魔法石が使われる時代だったようじゃな。まったく、時空転移魔法や時空転移装置があればこの目で見ることができるのにのぅ。想像するだけでワクワクするぞい」


ダーラボン「次の時代は取り立てて文化は発達していない時代じゃが、史上初めて時空旅行者が現れたと言われておる。この者は過去にも未来にも行っておるようじゃな。」



ダーラボン「次の時代は復活する強力な召喚獣が人々を苦しめる時代じゃった。
そのせいであまり文明は進まなかったようじゃな。
1人の大召喚士により平和を取り戻したと言われている。
しかし召喚獣の力は凄まじく、地形が変わる程であったそうじゃ。」



ダーラボン「次の時代は魔法が忘れ去られた時代じゃった。機械文明が発達していったがそれ故に太古の魔法、召喚獣、神をも呼び覚ましてしまったのじゃ。
1人の悪人が神の力で世界を破壊し尽くしたため、この時代でほとんどの古代遺跡、数々の文献が消え去ったと言われている。」

ラムザ「神の力か、怖いけどどんな凄い人なのか見てみたいな」

ダーラボン「次の時代が地層としては一番近いと言われている。我々の世界と同じようにイヴァリースと呼ばれていたらしいのじゃ。歴代でも屈指の高度文明で空飛ぶ機械が多数あった。じゃが我々の時代と同じく戦乱が絶えない時代で、大きな争いによりほぼ全ての技術や知識は途絶えた。愚かな事じゃ。」

リーンゴーン リーンゴーン

ダーラボン「おや、もう終了の鐘ですか、まだ10分の1も話していないのに」

ダーラボン「最後にこの古代歴史学を習った意味を考えてもらいたい。今までの高度な文明を築いた都市も、栄枯盛衰、天下を取ったと油断したら最後。転落の道を進むことになる。何かを成し遂げても油断すること無いようにな」

ディリータ「先生、お言葉ですがここに居るものは皆優秀であれ、油断慢心する者はおりません。心配ないかと」

ダーラボン「よろしい、その気持ちを忘れないようにするのじゃぞ。では次は地勢学じゃ。散!」

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小豆畑まお
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