グロースの秘訣は「チームでUIデザイン」。転職支援サイト「SYNCA」デザインの裏側
プロフィール
デザイナーがチームワークできる企業カルチャー
- 今日はよろしくお願いします。まず、お二人がWARCに入社した経緯を教えてください。
米原:前職はスマートフォン向けゲーム会社でUIデザインに携わっていました。WARCに転職したのは2020年7月で、ちょうど「SYNCA(シンカ)」β版リリースの時期です。その後、産休/育休を経て2022年1月に復帰し、現在は「SYNCA」のUIデザイナーを担当しています。
吉田:私は、2021年7月にWARCにUIデザイナーとして入社しました。転職のきっかけは、Wantedly経由でWARCの採用担当からメッセージを受け取ったことです。カジュアル面談を経て採用面接を行う中で、入社を決めました。
- WARCを内定承諾先にする際、どんな点を重視して決断しましたか?
吉田:私が転職活動で大事にしていた軸は「チームの仲間と一体感を感じながら、ものづくりがしたい」というものでした。
面談当初からWARCの経営陣も採用担当も、私をチームメイト候補という目線で関心を持ち、接してくれていました。また「入社したら何をやりたいか」という話に耳を傾けてくれたので、とても安心したことを覚えています。
これまで他企業の面接では、スキルや経験についての一問一答や長所と短所を聞かれるといった、テンプレート的な質問が多い印象でした。しかしWARCの採用フローでは、コミュニケーションを重視し、対話をしながら互いの理解を深めあう印象が強く、内定承諾する際の決め手になりました。
- WARCに入社して感じた、働きやすさやチームの雰囲気などを教えてください
米原:私が「SYNCA」に携わり始めた頃は、社内に在籍するデザイナーが1名などの時期もあり、デザイナーは個人ワークという雰囲気がありました。ですが育休復帰した後は、デザイナーがチームで動き、かつチーム内外と積極的にコミュニケーションしながら仕事ができる環境に変わっていました。
吉田:在籍するデザイナーの人数に限らず、チームで制作するカルチャーが希薄だと、デザイナーの仕事が個人商店みたいになりがちですよね。
会社の規模が大きいと事業やサービスもその分多いので、たとえデザイナーが多く在籍していたとしても、戦略的にデザイナーを分散させることもあります。その場合あるプロダクトのデザイナー配属は一名で、その方が一人でデザイン改修やバナー制作をするので、チームで制作していないケースもありますよね。
米原:確かに「デザイナーがチームワークするカルチャー」かどうかは、会社の規模だけでなく、それぞれの戦略にもよるかもしれませんね。
吉田:SYNCAチームには様々な職種がいますが、例えばデザイナーやエンジニアなど専門職だけでコミュニケーションが閉じる事ってないですよね。今、デザイナーは3人チームですが、お互いにUIデザインのレビューをしたり、悩んだ時にアイデアを出し合ったりしています。
デザイナーがチームで動けるのはもちろんの事、WARCでは他職種との隔たりや垣根を感じてモヤモヤする事がありません。私たちは、UIデザインの仕事をしているけれど、視野は事業に寄り添っている感覚があります。
お互いの職種をリスペクトするからこそ、UIデザイナーとしても成長できる
- 職種の隔たりや垣根がないとは、どういう事ですか?
米原:SYNCAチームには、職種を問わず「SYNCAを良いプロダクトにしていこう」という当事者意識が根付いています。
例えば「SYNCA」の機能改善プランがあったとして、企画の段階からディレクターやエンジニア、デザイナーなど、プロダクトチーム全員が会議に参加して、皆でアイデアを出し決断しています。
時にはカスタマーサクセス部門から上がった課題をもとに企画が走り始めることも少なくありません。
吉田:プロダクトの制作フローにありがちな「企画から設計まで落ちてきて開発が進み、動く画面ができたあたりで最後にデザイナーに仕事がまわってくる」といった仕事のやり方ではないので、私はすごくやりやすいと感じています。
米原:企画の段階から関わっていると、SYNCAを今後どう成長させていきたいか会社の方向性を納得感をもって受けとめるため、デザインでそれらを実現しようとした時にやりがいを感じます。
吉田:事業やプロダクト全体を俯瞰して見られるので、デザイナーだけで仕事のコミュニケーションをするよりも、UIデザイン的にも良いアウトプットができていると思います。
- デザイナーとしてのキャリア形成のあり方など、考え方が変わるきっかけになったエピソードがあれば教えてください
吉田:前職を含めて、今まではデザイナー個人で仕事する機会が多かったのですが、今はチームで仕事する事による自己成長を実感できています。
特にデザインは正解がない分野でもあるので、一人で仕事をしているとこれで良いのか?という不安が拭えない事もあります。そんな時、不安に思ったこともレビューでぶつけて、チームに率直な意見をもらう事で「この選択を最適解にして進めてみよう!」と思えます。
「同じゴールに向かい、チームで良いものを作りたい」という意識は、デザインのように正解がないアウトプットに向き合っている時に、支えになったりします。
米原:私もチーム意識は非常に強くなりました。SYNCAチームで仕事していると、まだ作り込む前の段階でも「メンバーに意見をもらいたいから、一度展開してみよう」と、心理的安全性の高い環境で働けていると感じます
吉田:わかります。SYNCAチームで仕事をするようになってから、早くメンバーの意見をSlack等で見たいと思えるようになりました。特に他職種からの意見は、すごく参考になります。
- デザイナーなど専門職からすると、他職種の意見はなかなか受け入れられない事もあります。コツを教えてください。
米原:あくまで個人的な見解ですが、ひとりでデザイン業務をしていると、デザインに関する他職種のアドバイスを素直に受け入れられない場合もありますよね
吉田:逆に、他の職種の方の観点やバックグラウンドなどを理解しようとする事が大切かもしれません。
米原:私たちも最初は、マーケティングやビジネス的な観点で「SYNCA」を見ていく事になかなか慣れませんでした。しかし様々な職種のメンバーのアイデアを聞いていくうちに「クライアント企業はこういう視点で、求職者を探しているのか」とか「SYNCAのカスタマーサクセス部門は、このようなアプローチで管理画面を使いたいんだ」など、デザイナー目線だけでは気づくことができない視点を知ることができました。
吉田:視野がさらに広がった感じがしますよね。例えば、UIデザイン的に案Aがセオリーだけど、案Bが採用されたとします。その背景には、今の事業フェーズやマーケット動向があって、費用対効果を考えると案Bの選択に行きつくと。
デザイナーという視野だけに閉じていると「案Aがセオリーなのに、なんで案Bになるのかな?納得いかないなぁ」と、頭の中に疑問符を抱えたままデザインすることになってしまうのですが、文脈や背景を知っていれば、案Bに納得感をもってデザインに落とし込むことができます。
絶賛グロース中の「SYNCA」だからこそ、UIデザインでチャレンジできる要素がある
- これからデザイナーとして入社すると、どんな事にチャレンジできそうですか?
吉田:「SYNCA」はプロダクトとして成長途中なので、ブランディングとデザインを固めすぎないようにしています。
だからこそ、求職者やクライアント企業、社内のカスタマーサクセス部門のニーズや、世の中のトレンドに合わせて、いろいろチャレンジできる要素があります。
米原:例えば「SYNCA」の管理画面のUIであれば、カスタマーサクセス部門のメンバーが、求職者やクライアント企業とのコミュニケーションで日常的に活用しているため、オペレーション上のニーズをキャッチアップして提案し、改善する事でその場でフィードバックをもらう事ができます。
ある意味、ユーザーと一番近いところでUIデザインを実践できるので、手応えを感じられます。
吉田:最近だと、HR系のUIデザインのニーズは増加傾向にあるため、貴重な体験を得られていると感じます。さきほども話題にありましたが、デザイナーも企画段階から携わるので、HR系の知識も得られますし。
- どんな人がSYNCAのメンバーとして向いていそうですか?
吉田:一番大切なのは、チームで「SYNCA」を良くしていこうという気持ちがある人です。他職種とのコミュニケーションやお互いにレビューしたり、相手の立場や意見を尊重できる方が向いていると思います。
あとは、スピード感ですね。一人で黙々と仕上げるよりは、50%の仕上がりでも良いので早く人の目に触れさせて、より最適解に近づけていくスピード感が求められます。新しいUIデザインのコンセプトや、デザインの新しいトレンドなどを試すことが好きな人ほど、現在のチームに向いているかもしれません。
米原:私は、UIが大好きな人にも来てもらいたいです。転職という人生における大きなライフイベントの中で、あえて「SYNCA」を選んでくれた求職者の方にとって、普段使いできるようなUIを提供したいです。
それこそ「新しい募集案件を探す時にワクワク感を感じる」とか「メッセージのやりとりをしていて親近感がもてるデザイン」とか「ついついプロフィールを更新したくなるようなUI」など。SYNCAを身近に感じられるUIを一緒に考えたいです。
吉田:SYNCAデザイナーチームは、一緒に働く仲間を募集中です。フラットな組織で、お互いをリスペクトしながら仕事ができる環境です。一緒に働きたい方、カジュアル面談などでぜひお気軽にお声がけください!