ステロイド服用中の精神障害(不眠編)

お久しぶりです。

今日・・・あ、もう昨日か。8月9日は本来であればオリンピックの閉会式だったそう。本当に、世の中何が起きるか分からないです。でもそれは不幸だけに当てはまるわけではなくて、きっと幸せも突然降ってくるものですよね。


さて、久々に書く気が湧いてきたので、気持ちが冷めないうちに書き上げてさっさと公開しようと思います(笑)ちなみに、私は医療関係者でもなければ、医学や薬学の専門知識も持っていません。個人の一体験、一意見として、なんなら医学的には間違ってるかも?と思いながら読んでください。


ステロイドの副作用をググると、易感染性、骨粗しょう症、糖尿病、消化性潰瘍、ムーンフェイス・・・・など色々出てきます。その中のひとつとして、「精神障害」もよく見る項目かと思います。うつ症状や、不眠も精神障害に分類されるみたい。私はこの精神障害、副作用としてあったと思います。

ステロイドに限らず、副作用は人によって出方が違うみたいなので、一概には言えません。私の場合、まず「不眠」は顕著でした。ステロイドを飲み始めてから、どんなに疲れていても、夜に眠れなくなりました。2.5ミリになっても、やっぱり眠れなかった。なので発病からステロイド服用が終わるまでの10ヶ月間、眠剤(ゾルピデム)を飲まずに寝た日はほとんどありませんでした。飲まなくても、一応朝方にはうとうとするんです。でもすぐに起きてしまうし、一度起きるとまたしばらく眠れない。眠剤は手放せなかったですね。

もっというと、眠剤を飲んでもぐっすり眠れるわけではありませんでした。途中で目覚めることや(そもそもゾルピデムは眠りの導入を助ける薬なので、持続性はないらしい)、朝起きても疲れが抜けていないことばかり。そう、朝の気分が最悪なの。「気持ちい〜〜〜!」っていう朝、10ヶ月間1日もなかった気がする。なんとなく、疲れてるし、頭が痛い。毎朝毎朝、そんな調子でした。

多分、負のループに陥ってたと思います。ステロイド服用開始→眠れない→眠れないので体力落ちる→「今日こそはしっかり眠らなきゃ!」とプレッシャーかける→余計眠れない・・・・という。

これ、やっぱり抜け出すにはそれ専門の医者(精神科とか心療内科とか睡眠外来とか?)にちゃんと相談することが一番大事なのかなと今は思います。

「眠れない」ということがどれほど辛く、生活に影響を与えるのか、体験した人にしか分からないと思います。私も自分がそうなるまでは分かりませんでした。ボディブローのように効いてくるんです。1日眠れないだけなら、次の日眠れば良い。けどそれが毎日続いたら?疲れてるんです。疲れているから、眠りたい。けど眠れない。

自分が情けなくなったし、どうでも良いことで落ち込むようになる。疲れて何もやる気が起きないし、朝が憂鬱な時間になる。重い体を引きずってなんとか1日やり過ごし、ベッドに倒れ込んで、眠ったのか眠ってないのか分からないまま朝を迎えて、重い体をベッドから起こして、また1日が始まる。そんなことの繰り返し。しかも、なかなか他人に理解されにくくて(「不眠つらいんだよね」って話しても、ふーんっていう反応の人多かった)、まあ理解してもらったところで辛さが減ったのかは分からないけど、孤独でしたね。


だからステロイド服用が終わって、ぐっすり眠って、気持ち良い朝を迎えられるようになった時「ああ、これさえあれば、何でもできるし、何でも乗り越えられる」って本気で思いました(笑)大げさかな?ちなみに、今でも思ってます。普通に眠れて、気持ち良い朝を迎えられるという今の幸せ、本当に尊い。あの辛い日々にはもう二度と戻りたくないし、健康さえあれば、どんなこともへこたれないタフさが身についたなと思ってます。

今もし、不眠に苦しんでる人がいたら、専門機関に行ってください。あと、必要に応じて、眠剤の種類を変えることもきっと大切なのではと思います。私であれば、もっと効果が持続するものに切り替えるべきだったのかな・・・よく分からないですが、あんな状態で日々過ごしていたのに、専門家に相談しないでやり過ごしていたのは、何も良いことなかったなと思います。

多分、プライドとか見栄がありました。「精神障害」に対する偏見が自分の中にあって、それが自分を苦しめていたんだと思います。自分が強ければ、どうにか乗り越えられるし、何とかなるって思いたかった。まあ、結果的には、一応どうにか乗り越えたのかもだけど、あんなに苦しむことなかったと今は思います。

ありがたいことに、眠くなってきたので寝ます(笑)現在午前1時すぎ。健全健全。本当は「気分の落ち込み」についてもまとめて書こうと思いましたが、長くなるので今回は「不眠」にフォーカスしました。近いうちに「気分の落ち込み」についても書いてみようと思います。


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