公共の場での社会性
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が609日目のnote投稿です。
本日は問題提起の回になると思います。
今日の指導の一幕から。
バドミントン指導の際には、言わずもがな体育館をお借りしてコートを設営して臨むのですが。
大抵の施設ですと、体育館内を3分割したりして、1/3貸しや半面貸しなど、同時に複数の利用団体や利用者が予約申請をして使うことが多いんです。
この背景を踏まえて。
本日の指導は、いつも通り私と選手が1/3面借りていて、もう1/3を別の団体が利用していたんです。*真ん中1/3は空き
その団体は、高校生〜大学生くらいの男子十数人のグループでした。
端的に今日の結論から言ってしまえば。
「この男子グループが動物園並みにうるさかった」ということでしょうか。
後述しますが、自分たちが使っていない空間に爆音(スピーカー使用)で音楽を流してもいました。
最初は、「元気のある学生たちだなぁ」と選手も私も寛容に捉えていたのですが、結局指導の4時間の間ずっと、騒がしいのが継続していたんです。
よくもまあそんな元気が有り余っているな、これが若さかなとも思いました。
しかしながら。
指導をしていて、かなり声をはらないと相対する選手(数メートル先)に言葉が届かない、シャトルの打球音が聞こえない、ということがあり。
選手の集中力もだんだんと削がれていったんですね。
"度が過ぎる"とはまさにこのことで。
「ぎゃーーーー!」
「なぁんでーーーー!」
「ぎゃはははは!!」
「もーやめろってー!!」
…などを延々と。
おそらく仲良しの男子グループが休みを利用して遊ぼう、という趣旨だったのだと思います。
まるで体育の授業中のとても声の大きい小グループがいくつも重なったかのようなその集団の騒音は、それはひどいものでした。
最終的には。動物園の中にいるかのような騒音に聞こえるようなその言葉たちを聞きながら、指導をしておりました。
そして極めつけは。
休憩時間に入ったのか、体育館内には我々以外誰もいなかったのですが。
音楽を爆音で(スピーカー使用)流し、反対側1/3面の我々のコミュニケーションが阻害されるほどだったんです。
さすがに、体育館の方経由でこちらは注意をしてもらい、音楽自体は止まったのですが。
その後の言葉が信じられませんでした。
(我々に聞こえるように)
「なんでこんなことで怒られなきゃいけないんだよ」
「やってらんねぇよなぁ」 などなど…
…教育的指導をしようかとも思いましたが、思いとどまり。
選手とも話し合い、そのままにして練習に集中し直すことにしました。
この公共の場での社会性が欠如した行動と言動に対して、とても憤りを感じたと同時に。
このような場合に"声をかける"という選択肢を選びたくもない、という考えに至っている人もいる、ということは上記の言葉が出てきた学生たちには自覚できないことだ、と感じたんです。
「後々のために、その子たちのために、直接言ってあげたほうがいいんじゃない?」
という声も少なからずあがるのだとは思います。
しかしながら。
教育者の端くれとして失格なのかもしれませんが。
ある程度の社会生活を送ってきた人間が、公共の場でこのような行動・言動をしているということ自体で、声を掛ける気さえ失った、というのが本音でした。
「なんで」と自らが口に出しているにもかかわらず、自分について省みない部分が特に、声をかけたくもない、と思った原因ですね。
自分が周りにどう見られているのか、その予想や選択肢の捻出を放棄して、自らの感情に身を任せての発言をしている、という点も。
公共の場での社会性を欠いた行動や言動は、嫌煙されると同時に、知らず知らずに評価をおとし、人間性を疑われる結果になります。
また、親切にそれらを注意する人らは"害悪"と認識されて、疎まれる。このことから親切心で声をあげることさえしなくなります。
行き着く先は、動物園を冷ややかに見つめる人たちと、自分たちが楽しければいい・自分たちがよければオッケーの"自由奔放"な集団の構図。
公共の場での社会性は、このような溝がどんどんと深まっていくのかもしれない、と感じております。
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このような場合、記事を読んでくださったあなたは、どのように行動するでしょうか。あるいは行動しないでしょうか。
もしご意見がございましたら、お寄せいただけますと幸いです。
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今日はここまで。609日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
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●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い