誘い文句でその集団の「同調圧力」がわかる
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が418日目のnote投稿です。
本日は集団と自分との関係性についての考え方ですね。
アルバイトでも、仕事でも、就職活動でも。
その集団が何を大事にしているのか、そして自分がその集団の一員になったら・・・ということを意識することはとても大切だと思っています。
その核となるような部分が色濃くでるな、と感じているのが、「誘い文句」なんですよね。
今日はそんなお話。
●勧誘時の相手への提案は、そのまま自分がやることにつながる
一番感じているところはこちらで。
「仲が良く、アットホームな職場です!」
「助け合い・お手伝いが盛んです!」
「和気あいあいと仕事したい人におすすめ!」
これらの勧誘文句を見て、ぱっと見はとてもいい印象を受ける方が多いかもしれません。
ただ、これには落とし穴があるなと思っていて。
もしも自分がその職場に、集団に入ったとしたら。
この誘い文句を自分が使うことになり、新たに入る人に対して、その雰囲気の教育やお手伝い・サポートなどをすることになるんです。
純粋にその心がけや気持ちに賛同した人ならばいいのですが。
そのメリット部分だけを見て加入するような方だと、これは逆効果になってしまったりするんですよね。
加えて、そのような人と関わることは最小限にしたい、と思う有能な人も多いわけで。
この誘い文句だけで、その人は「いりません」と言っているようなものでもあるなと思うんです。
自分が加入した後の未来を想像してみる。
すると、その集団が自分に合っているかどうか、自分がもてなす側になったときに苦痛に感じることがないか、ということがわかるんだと思います。
このようなことを想定していないと、後々「こんなはずじゃなかった」と愚痴をこぼすことになってしまうかもしれませんね。
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●自分が集団の中で何を求めているか、と照らし合わせてみる
こちらの動画が、今日の内容をとても簡潔に表しているなと思っていて。
コミュニケーション能力が高い人は、「アットホームな職場」に馴染めるのだと思いますが、もちろんそう言った方ばかりではなく。
仕事は仕事、それ以外の時間は自分のために使いたい、という方も大勢いるんですよね。
しかし、その「アットホームな」という雰囲気を職場で同調圧力的に求められることが、自分にとって求めていないものだとしたら、どうでしょう。
職場では、『あの人なんか付き合い悪いよね』とか、『みんなこう言ってるのになんで一緒にやらないんだろうね』とか言われたりする。
自分の大切なことを大切にしているだけなのに、それはその職場では異端として扱われてしまうんです。
とても憤りを感じることが容易に想像できます。
だからこそ、自分がその集団に入る時に、「自分が求めていることが本当にそこで実現できるか」を少し時間を取ってイメージできるといいですね。
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●実は損をしているかもしれない可能性を見つめてみる
そして最後に。
その集団にとって、この誘い文句自体が損になっている場合もあるんですよね。
これはどういうことかといえば。
具体的な例を出せば。
とても仕事ができる、有能な方がいたとして。
その有能な方は、少し人付き合いが苦手。
仕事以外では、人と関わることは極力したくない。
冒頭の誘い文句ですと、このような有能な方は求人に応募してくるでしょうか。
答えはもうお分かりですよね。絶対に応募してきません。
こうした、有能な人材を誘い文句で自ら切ってしまっている、という可能性もあるんです。
だからこそ、間口を広く、どのような人材でも受け入れながら進めるように、という考えが求められるのだろうなと思っています。
そもそも「同調圧力」は、何かを強制される、考え方を同じにさせるような力、というような負のイメージが大きいのですが。
その逆で、「いい同調圧力」もあると思っているんですよね。
それは、理念や軸が上向きで。
「こうやって成長していこう!」というような考え方を持つ集団やプラットフォームであればどうでしょうか。
この考え方に合わないような人は自然と淘汰されていきますし、その集団はどんどん居心地が良くなりますよね。
そのいい例が、フォーゼロスタジオ(00:00 Studio)という作業配信プラットフォームだと思っています。
価値観や考え方、それぞれの専門性は異なれど、クリエイターとしていい作品を生み出したい、という成長志向の軸が皆一緒で。
だからこそ、「いい同調圧力」がかかって、作業配信が成り立っている気がしています。
他の配信サービスとは異なり、視聴者を楽しませるのが第一ではなく。
作業自体が第一であるため、皆飾らず自分のこだわりを前面に押し出しているんですよね。
そこがとても魅力的であり、居心地のいい同調圧力をかけていただいているなと感じるところでもあります。
価値観の異なる人同士の意見をぶつける。
村社会にならない。
閉塞的な意見だけで終わらせない。
仕事の目的達成のための手段と考え方を狭めない。
集団として前に進んでいくためには、同じような価値観の人たちで意見を言い合っても解決することは少なくて。
自分とは異なる価値観や考え方の人とコミュニケーションをとって、意見を汲み取り合うことで、アイデアが生まれたり、今までとは異なることができたりもするんですよね。
だからこそ、同じ価値観の人同士だけで固まるりすぎることもよくないし。
だからと言って、毎日異なる価値観同士のバトルをすることも、エネルギーがいくらあっても足りません。
こうしたことを考えながら、自分はどの「同調圧力」にさらされたいのか。
これを考えてみることが重要かもしれませんね。
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今日はここまで。418日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
<体育実技>
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い