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変化を続ける指導者としての"見る目"とアプローチを養うために
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が430日目のnote投稿です。
本日はふと懐かしく思い出した、工藤監督のことについて。
私のトレーナーとしての師匠、そして筑波大学での学群・修士・博士での指導教員でもある、白木先生の著書から。
今現在スポーツを頑張っている学生さん、その親御さん、またスポーツ指導に携わっているコーチ・トレーナーの方々には、ぜひご一読いただきたい本だなと思っております。
来季も続投ということで、今後もいちファンとしてご活躍を楽しみにしております。
●努力と学びをたえずおこなうひたむきさを持つ
書籍の中では、工藤さん*がプロ野球選手として活躍していたときにどういったトレーニングをしてきたのか。
白木先生とともに、どのような取り組みをしてきたのか。
工藤さんの姿勢として、何が秀でていたのかが、具体的なエピソードを交えながら掲載をされています。
*工藤さんが大学院生時代、同じ白木先生の研究室だったこともあり、「工藤さん」呼びが定着しております
それらのエピソードを詳しく知りたい方は、ぜひ書籍をご購入いただければと思いますが。
どれも共通して、「努力」と「学び」から目を背けていることがない、ということが読み取れると感じます。
工藤さんの大学院生時代、研究室で実際にお話をしていても、ご自身の経歴や立場などを鼻にかけることは一切なく。
むしろ知識の吸収に貪欲な、「童心」を持ち続けているかのような姿勢で、授業にも、研究室でのディスカッションにも参加されていたんですね。
自分以外の大学院生の研究にも興味津々で、ご自身の経験談を交えながら、アスリートの気持ちや視点と、客観的なデータや研究手法などをどのように混ぜ合わせるのがいいのかなど。
あらゆることに対して、真正面から『学ぶ』そして、『自分のものにする』という気持ちが伝わってきたんですよね。
そのひたむきで純粋な学びへの意欲を、ずっと持ち続けている工藤さんがとても眩しく、こんな心がけでずっといたいな、と思わせていただけた気がします。
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●「自分を変える勇気が自分を成長させる」
また、書籍の中で白木先生が工藤さんについて言及していたフレーズがこちら。
他にも色々と印象的な言葉はありましたが、実際の工藤さんと白木先生のやりとりを見ていると、二人の中にこのフレーズが共通項としてあったんだろうな、ということがうかがえたんですよね。
「変える」ことに対して、真剣になること。
「変わらない」ことがいいこともあれば、悪いこともあることを自覚して。
自分が変わることに対して、恐れを抱かずに進み続けるという覚悟を、お互いに持ち合うこと。
そのスタンスが如実に現れている表現だなと思っていました。
書籍の中では、工藤さんの30代半ばすぎからの転機について、述べられています。
からだの衰えを意識せざるを得ない年代。その中での移籍。
これまでと同じ方法では、通用しないと自覚した工藤さんは、再起を決意してゼロからのスタートを決意します。
文中にもありましたが、この転機がなければ48歳まで現役を続けることができなかった、というように大きな自分への変革を課したのだと思います。
それらが、変わることの勇気となって工藤さんの魅力につながっているのだと思いますし。
なにより、「なんで"いつも通り"なの?」と疑問を投げかける、独自の成長視点が育まれていたのかな、と感じました。
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●積み上げたからこそ卓越した"暗黙知"がある
そして最後に。
私が工藤さんのスポーツ教室にご一緒させていただいた時のエピソードをひとつ。
これが「プロ」だと真正面から感じた暗黙知について。
端的にそれを表すと、『一瞬で相手のパフォーマンスを変える目があり、その解決方法を経験的に知っている』ということでしょうか。
ある男の子が、工藤さんに「コントロールを良くしたいんですがどうしたらいいですか」と尋ねたんです。
その問いを受けて工藤さんは、「何球か投げてごらん」とそのピッチングを見て。
「目線」「首の傾き」「リリースの押し込み」について、端的に彼に説明して。
次の瞬間、彼は自分が投げた球にびっくりするくらい、コントロールがよく投げられ、また球速も上がっていたんですね。
その彼の工藤さんをみる目が、指導を受ける前と後では天と地ほど異なって。
これこそがプロで、これが指導者の本質的な役割だ、と目の当たりにできた瞬間でした。
この経験が私の指導者としての軸となってもいるんですよね。
相対する選手が成長するための最善手や手法を、自分の目で分析し、噛み砕いて相手に提示できるようにする。
指導者としての命題が、ここにあるような気がしています。
今後も、工藤さんを自分の中のメンターとして、追い続けていければなと思います。
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今日はここまで。430日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
<体育実技>
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<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い
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