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『シニガミさん』『シニガミさん2』宮西達也
シニガミさん、と言われて分からないとしても、宮西達也さんのことはご存じの方は多いと思います。
これです。
この表紙を見て、あぁーあれあれ!となる方が大半かと。
ただ、偶然にも見つけてなんだこの本、なんちゅータイトルをつけるんだよ、そして有名な方じゃないですか、宮西達也さんなんて。
で、どんな内容なのかなーと思って立ち読み。ほろっと泣きそうになるのをぐっとこらえつつ。いい話なんですよ。で、うれしい気持ちになって、買って帰ってこの本を夫にも読ませて、夫がふと絵本に詳しい方と話したときにこの話題になり、2があると。でもまぁ、2の方はまぁ全く違う終わり方で、気持ちとしては読まないほうがいいのではと。
どどどど、どういうこと?気になる気になる。そんなこと言われたらもうものすごく気になる。読まないと気が済まない。気になりすぎる。
で、手に入れました。『シニガミさん2』。
読みました。
この2作は、命についての本だと思います。内容についてはとにかくここではそうそう簡単に触れるわけにいかない気持ちになるくらい大好きなお話なのでざっくりと。
1作目については、食べようとした相手との間に友情が芽生えて、シニガミさんが二人が一緒にいられるようにした。ハッピーエンド。
2作目は、元からお友達。行き違い、が基本なんです。勘違いとか。でも、心から信頼しあってお互いを大切に思って思いやりを持っている。でもうまく伝わらない。そのうえ離れ離れになってしまう。同じ世界に行きたいと思う。でも、自分の分まで幸せになってほしい、という相手の想いを受けて、幸せになると決める。
この、2作目が。1作目がハッピーエンドできゃぁーこういうの待ってたわって気持ちになるのに、ねぇ。どうなの、ねぇ。期待してたところドーン、と落とされた感じで。でも、現実はこっち。どうにもならないからこそ、1作目を望んでしまうけれど、現実は2作目。
で、ここで見てほしいのが、表紙です。1のシニガミさんは黒。しかし、2のシニガミさんは、白くて、口元がニヒルなのがより強調されている。ひぃぃぃ。
ひぃぃぃ。
ひぃぃぃ。
そして、色々なものを見てそれぞれの判断を下すシニガミさんの闇の深さを思うと。
ひぃぃぃ。
皆様是非ともぜひともこの2作、読んでください。すぐに読めます。読んでください。探してください。私も見つけるの苦労しましたが。見つけてください。そして読んでください。とにかく読んでください。
ネットでちょいっと買えてしまうといえばそれまでですが。
以上です。
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