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夏バテにこれ!思い出の煮びたし

夫が仕事から帰ってきて、お土産をくれた。こちら。大量のピーマンとナス。

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そうだね、畑やるって言ってたもんね。おつかれさま。暑かっただろうに。

もうずいぶん前の夏、夫が利き腕の肘を粉砕骨折して、手術だの、入院だの、リハビリに次ぐリハビリ、金属とりだす手術だの、もうてんやわんやな頃がありました。

そんな、利き腕がほぼ動かない状態で、退院してリハビリに通う以外、家にずっといた夫は、なんとご飯をしょっちゅう作ってくれたのでした。

その中の一つが、煮浸し。ピーマンと厚揚げの煮浸しでした。

私自身は、煮浸しをそんなに食べた記憶がなくて、夫もそうだったらしく、ただ、レシピをネットで調べて作った、と。

シンプルで、味がしみてて冷たくて、美味しかった。とにかく夏バテしやすくてストレスもあり、げんなりしがちな夏。前職の夏はつらかった。いや楽しいんだけど、ね、大変。

そんな中、一口食べて食欲も出て元気になる、そんな煮浸し。

ある日、仕事から帰ったら、完成した煮浸しが冷蔵庫から出てきて、夫が作ったという。その腕で。右手でフライパン自体持てたのかな、あの時。どうだったんだろう。今は覚えてないけど、食べながら話してくれてたと思う。

作ってた時に腕が思うように動かないけれど、ゆっくり安全にやればいいってやっていたらしい。その話を聞いて、この人と結婚してよかった、と思った。

左と全く同じところまでは戻れないにしても、使いにくい瞬間あるにしても、左利きの訓練しないで済んだ。病院の方々、リハビリの先生、本当にありがとうございました。

それ以来、夏になると、煮浸し食べたいね、となる。私が作ると、皮をむくのが面倒で、そこは省略されます。両腕ばっちり動きますが、面倒なものは面倒なんです!

まず、ピーマンを焼く。正しくは、こがす。

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網でやると数こなせるけど、ゆっくり弱火となると、緑の色合いがくすんでくるというか。

だんだん、焦げてくるので、少しひっくり返して。

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写真はないですが、フォークでピーマンをぶっさして、直火でやると熱いけどこげるしある程度すぐできる。一度にできる数がかせげないけど。

色味がなー直火がいいんだよなぁ。

一通りこげたら、水に浸けてその焦げ部分をとる。そうすると、皮がこげて取れるので、結果皮むき完了。

ふたつに切って、種をとる。油揚げも油を切っておく。

味付けは、白出汁だったり、めんつゆだったり。その場の適当。お鍋でやったり、チンで済ませたり。

タッパーに全部入れて、冷まして、冷蔵庫へ。

見た目があれですが、こんな感じ。

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やせる出汁を入れたんですよ。そしたら、つゆが濁った感じになってしまいまして。でも、味は最高。かなり気に入りました。またやせる出汁作らなきゃ。本当に、やせるかどうかともかく、美味しい出汁です。その分調味料とか塩分控えられていいよってことですよね。

ピーマンの焦げは取り除くのも適当で、見た目が本当に、あれです。

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でもいいんだ、美味しいから。


そうそう、ついでにオクラの煮浸しもしてみました。

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オクラは塩で板ずりして、トースターで10分くらいやって、特に皮むきとかはしてない状態。

うーん、適当だなぁ。

でもおいしいんだよなぁ。

夏に、出汁がおいしくて冷たくて味がしみてて野菜が食べられるってだけで、食欲少し出ますね。もう少し元気になれば、カレーでガツンと勢いづけられる。あとはあったかい春雨スープ。

私もやっと夏バテを脱して、食欲も戻り、何でも食べられるようになりました。体重が………………。



去年の煮浸し。




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