「モノ」から「コト」へ、意識を変えてみませんか
今、自分の力で起業、副業何でもいい、お金を稼いでみたいと言う志のある人に向けて、第一歩を踏み出すための武器を身につける、「モノ」と「コト」について考えたいと思います。
私の話になり恐縮ですが、もうずっと以前のことですが、友人とのビジネスの議論になると、毎回、お互いいつも並行線になってしまうことがありました。
それは、こちらが
「ワクワクして商売がしたい、自分がワクワクするものはきっと売れるかも知れない」
と言うや、
相手からは
「そんなお前のワクワクなんてどうでもいい、いつもお前は発想がプロダクトアウトだ!お客様が欲しいモノを扱うべきだ、本当にお前はマーケットインの発想がない」
とよく言われたものでした。
確かに、自分の気持ちを優先して、お客様を全くイメージできていないのだなぁと、何回も言われているうちに、その意味がわかってきたような気がします(しかし、今もワクワク感は大事にしていきたいとは思いますが)。
最近は、「誰に、何を、どのように」売るか、実はモノ、サービスを作る前から商売は決まっていて、極端に言えば、商品がなくても注文が取れるとは、マーケティングの世界ではよく聞かれるようになりました。
モノ、サービスよりもモノ、サービスにコンセプトと言う命を吹き込むことが重要であるとも言われていますね。
この発想になれば、確かに、モノ、サービスの具体的な売り方、アイディアがたくさん出てきそうな気がします。一方、この発想を持たなければ、いつまでも、モノ、サービスそのもので勝負をしてしまいそうです。
「モノ」から「コト」へと意識、見方を変えると言うことでしょうか。確かに我々は「コト」より「モノ」そのものを見てしまいがちです。それは五感のいずれかで捉えられるからではないでしょうか。
それでも、数年前より、「モノ消費」「コト消費」と言う言葉も聞かれるようになりましたので、「コト」の大切さをそれぞれ気づき始めている方もいるのではないでしょうか。
例えば、普段テレビCMで目にしない日がない、某社のダイエットの宣伝がまさに良いお手本かも知れません。
「誰に、何を、どのように」ばかりでなく、「Before After」、そしてどのくらいやればと言う人が挫折しない程度の「期間」も上手く刺激して、消費者の心を捉えた広告です。
さらに効果音も見事ですね。
そして、この広告ではダイエットの方法について、一切中身を伝えていない…。
この広告を分析し、自身のモノ、サービスにどれだけ例えられるかだけでも十分価値がありそうです。
そうすれば、きっと消費者の心に届く、商品ラインナップも自ずと作ることができそうですね。
先ずは、「モノ」から「コト」へと意識を変えてみませんか。