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未来への希望がなくなっていた原因はSNSの見すぎだった

ここ1ヶ月くらいの私は、明らかに以前よりメンタルの調子が悪くなっていました。
結論から言うと、その原因はSNSの見すぎだったと思われます。
Twitter・Instagramを完全断ち、YouTubeやnoteの閲覧時も少し気をつけて1週間経過し、すごく調子が良くなっているのを実感しています。

どんな風に調子が悪かったのか

現在の私は無職で、キャリアチェンジすべく週に数回スクールに通っています。
そのスクールでは毎月課題が出るのですが、それがなかなかのボリュームで6月・7月は家事以外の時間をほとんど課題に費やしていた気がします。
そして、私は近々結婚を予定しており、そのための両家顔合わせやそれに伴って上京してきた両親孝行の小旅行といったイベントもちょうど6月末にあり、全くもって気が休まらない状況でした。

まず体力的にすごく疲れ切っていました。そして、無職のためお金もあまり使えない。
そうなると、必然的に娯楽はインターネット経由のものになり、スキマ時間に私は動画サービスや各種SNSを見まくるようになっていきました。

そして、7月の課題提出後も全く休み無く8月の課題の準備が始まったのですが
そのころ学校が生徒のコロナ罹患者急増で1週間ほど休講になり、そこで気が緩んだのかストレスで免疫が落ちていたのか、自分自身もコロナになり2週間ほど学校に行かない期間ができました。
7月くらいからずっと、少し休みたいなと思っていたのでこれで立ち止まれると思ったのですが、実際は全然疲れが取れず・・・

学校の勉強や家での自主学習も最初はすごく前向きに取り組んでいたのですが、7月には学校に行くのがだんだん苦痛になってきて
楽しかったはずの勉強中も、ネガティブな考えが止まらなくなっていました。

「こんなに勉強して意味があるのかな」
「もう30代半ばと決して若くない、そこからのキャリアチェンジなんて可能なのだろうか」
「目指している業界はきっとブラックな会社しかない」
「私がいくらがんばったところで採用してもらえないだろうし万が一採用されても通用しない」
「今まで2回も会社を辞めている、きっと私は社会不適合者なんだ」
「もう働ける気がしない、普通に仕事をしたいだけなのに気力がわかない」

・・・今書いていて「おいおいおい、どうしちゃったの過去の自分!」とメンタル回復した今はと思えるのですが、当時は本気で上記のようなことを考えていたし、自己否定してばかりでした。


SNSの見すぎが原因と気づいたきっかけ

きっかけは結婚準備でした。
一応、入籍予定日というのは決まっており、そのための婚姻届の準備や保証人のお願いといったタスクが必要でした
その入籍予定日というのが、学校の最終課題提出の1週間前というかなりの追い込み時期(本当は学校卒業してからの入籍になる予定が、コロナ関係の休講で卒業が後ろ倒しになってしまった)

婚姻届の準備からしてキツい・・・全くテンションが上がらない。
念の為言っておくと、結婚予定の相手に対して不安を感じているわけではありません、私にはもったいないようなめちゃくちゃいい人です。
もう、疲れすぎていて、メンタルの調子が悪すぎて、「結婚」という自分の中で節目になるようなおめでたいイベントが、私の中では「疲れる邪魔なイベント」になってしまっていたのです。
私の頭の中は「学校の課題がキツイ」「がんばったところで就職できないだろう私」でいっぱいです。
そのことしか考えていないので、「ただでさえ就職が難しいのに結婚したらもっと難しくなる」なんて、そのときは考えていました・・・ほんとにバカ・・・

そんな私の様子を見かねた同居人が「入籍予定日を後ろ倒しにしようか」と提案してくれました。
相手は優しさで言ってくれて、私のそのときの様子を考えると真っ当な提案だと思いますが、そのときの私は雑な態度で「結婚を延期したところでポートフォリオ作成・就活があって、就職できたとしても何ヶ月か毎日余裕なく必死に働くんだから、余裕なんてこの先1年は生まれるはずない」と逆ギレしてしまい、喧嘩が勃発しました。。。
このときには色々色々話をしました、そのときの内容は割愛します、私はこんな自分がもう嫌だと大泣きしてました。書いていて胃が痛くなってきた。
で、そのときの会話から相手が「あぁ、SNSでネガティブ情報を見すぎたせいで、希望がなくなっちゃったんだね・・・それじゃあがんばれなくなるわ」と言ってくれて、そこで気づきました。

SNSの「何」に私のメンタルは削られていたか

SNSも色々あると思いますが、私はその中でも特にTwitter・Instagramをよく見ていました。
メンタルがガリガリ削られた原因は、主に以下の2つではないかと考えています。

サジェスト・誰かの「いいね」で流れてきたフォロー外の投稿

主な原因はきっとこれ。
私は今Webデザイン関連のことを勉強していて、情報収集のためデザイナーやコーダーの方のアカウントをいくつかフォローしています。

Webデザイナー界隈というのは、エンジニア界隈とまぁ結構似たような雰囲気で「稼げる!」「短期間でなれる!」「子持ちママも在宅で働ける!」「自由な働き方!」「駆け出し○○と繋がりたい!」といった投稿が大量発生しており、まぁギラついております。
(あまり大きい声では言えませんが私はこの雰囲気が実はちょっと苦手です・・・)

なので、フォローするアカウントを厳選していたり、いくつかのワードはミュートしてたりするのですが
SNS全般の仕組みとして、フォローしている人がいいねした投稿もタイムラインに流れてきますよね、もちろんその投稿も面白くためになる場合もありますが、嫌な気分になったり、いらない情報だったり、見なくても良かったなと感じる投稿もたくさんあります
その方自体のツイートはためになるし面白いけど、その人がいいねするツイートはあまり好みではない・・・という場合は迷いつつもフォローは外さなかったので、そうすると前述のようなツイートを頻繁に目にするはめになります。(一応「このツイートは興味がない」とか個別にできますが、キリがないわ・・・)
さらに、Twitterが勝手にサジェストしてくる微妙な記事もあったりで、私はそういう知りたくない・あまり好ましくない情報を大量に見てきました。

覚悟して退職して、勉強時間をしっかり作ってキャリアチェンジに向けてがんばる、それはかなり熟慮して決めた決断だし、その事自体は後悔していません
それでも、選んだ道が間違っているかもしれない不安や、本当にこの先今勉強していることで就職できるのか、という不安ももちろんあります。
そんな心のスキマを埋めるように、タイムラインからネガティブ寄りな情報ばかり私は拾うようになっています。
具体的には「ブラック企業に入ってしまった」「入ってすぐパワハラにあって休職した」「入社したけど雑用ばかりでデザインは全くできていない」などの内容です・・・

冷静に考えると、どんな会社でも「合う」「合わない」はあるし、どんな業界でもホワイトな会社とブラックな会社、どっちとも取れない会社もあります。
ですが、インターネットに溢れているのは極端な事例が多いです。こういったツイートや自ら検索してそういう記事を無意識のうちに積極収集するようになり、私は自分の不安を自分で作り出していくようになりました・・・

情報過多による脳疲労

ネガティブ情報を主にTwitterから収集しながら、私はInstagramも相当な時間見ていました。
Instagramは主にインフルエンサー、芸能人、美容の情報のアカウントをフォローしていました。内容自体はTwitterほどの害ではなかったと思いますが、頻繁に閲覧してしまうだけにとにかく情報量が多い・・・
お金が無いのに、物欲は刺激されてフラストレーションは溜まる一方
最後の方は1時間おきにストーリー含めてインスタを見ていたんじゃないかというくらい、完全に依存していました。
インスタって「私は!私は!」のアピール合戦の世界でもあるから、他人の人生の情報を洪水のように浴びて、脳のゴミが溜まっていったことによる脳疲労を引き起こしていたと思います。

気づかぬうちにSNSに依存していた私

SNSってスキマ時間にスマホで気軽に見れるし、結構有益な情報もあったりするからいいよねと自分に言い訳してしまい、気づくと習慣化して1日でトータルすると結構な時間を使ってしまっていることに気づきました。
そして、前述の同居人との喧嘩時に「とりあえず、Twitterは見ないほうがよさそうだね。」となりました。私も本当にそのとおりだわと思ったので、アプリを最後のページまで追いやり、インスタも見るのをやめました。

noteも、目指している職業に関する記事は閲覧するのをやめました。
スマホで何かしたいなという気分になったときは、ニュースサイトを見るか、カラオケアプリで息抜きするようにしました。

SNSを辞めた結果

辞めたのはTwitter、Instagramだけなので全SNSをやめたとは言い切れませんが、たった1週間程度でかなり効果を実感しています。

まず、頭がスッキリしました・・・
相変わらず課題に追われ、ストレスでちょっと肌荒れしてしまってはいるのですが、頭の中を支配していたネガティブな気持ちが今は全然ありません。
脳のゴミが完全にどこかに行ったようです。
少し余白が空いたのか、やりたい・やらなきゃなタスクが少しずつ消化できています。
今の所いいことしかありません、また断舎離したSNSを復活させる日がくるかは定かではありませんが、相当しばらく見なくていいかなと思っています。

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