私は私のここがきらい②
【エッセイ】自分を責めることがやめられない原因とは。
前回、自分を責める原因のひとつに
「善悪」という観念を持っているから、という話をしました。
今回はその続きです。
自分を責めるもうひとつの理由は
自分を愛しているからです。
だからこそ自分に
幸せになってほしいから
イヤな思いをさせないように
傷がつかなくて済むように
「それじゃ幸せになれない」
「こんな自分じゃダメだ」
エゴはそう訴えてきます。
「自分を責める」というのも
間違った思い込みのひとつです。
「エゴ」とは間違った思い込みや
信念の集合体のことです。
そしてこの間違った思い込みは
子供の頃、自分が傷付いたときに
つくられたものでもあります。
○○したら
○○しないと
○○であらねば
怒られる
嫌われる
傷付ける
悲しませる
喜ばれない
拒絶される
愛されない などなど
なのでエゴは、常に自分を見張り
また傷付きそうな
出来事に遭遇するたびに
自分でつくりあげてきた↑上記のような
ルールに従わせようとします。
だがしかし
これらのルールは
間違いであり、恐れや不安から
編み出された思い込みです。
では、勝手に傷付いて
間違った思い込みをつくった
自分が悪いのか?
そんなことはありません。
ただ、
悲しかった
悔しかった
怖かった
傷付いただけです。
当時 (子供の頃) つくられたルールなので
いまの自分にはもう必要なかったり
真実でない場合がほとんどです。
エゴは意地悪で自分を責めている
のではなくて、このルールが
正しいと信じ込んでいるので
いろいろ助言してくれているだけです。
エゴとは
小さいときの自分でもあります。
なので
小さい子供の頃の自分が理解できる
カンタンな優しい言葉で伝えます。
「もう自分を責めなくても大丈夫」
(*´꒳`*)
自分を責めなくても幸せになれる。
せっかく考えてくれたルールだけど
ちょっと間違ってるみたいだから
ルール変えていくね (*´꒳`*) みたいな。
↑ここで
「間違える」=「愚か・ダメ」という
思い込みがあると更に自分を責めます。
そうではなくて
ただ間違えてただけです
それだけのことです。
間違ったルール (思い込み) を
つくったことを責めると
小さな自分は、しょげます
悲しんだり怒ったりします
心が拗ねて反発心を起こし
仲違いを起こしてしまいます。
なので誇りに思う
自分を守ってきた自分
ありがとう(*´꒳`*)
この気持ち(安心感)が
小さい自分に伝わると
間違った思い込み (自分を責める)
から解放されます。