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雨つぶ。
「そうそう、そんな風にねそんな感じでね。」だいぶ抽象的というか、まぁなんとも有りがちな感覚で話す上司的な立場であるあの方。
ひとつひとつが個性とか、大事なんだといわれても。納得はするし、納得は出来るよ、一応。まぁ、一応社会人というか、だいぶ大人だしね。
お父さんやかなり年上の上司とかがさ、頑張って若者の流行りとかなんかその辺の類いの事をしたり言ったりするとさ、若者代表みたいな立場がさ、『おっさん頑張り過ぎー!』とか言ってるじゃん?
まぁ、分かるよ。そんなんも個性とか尊重とか色々なさ、わかるんだけどね。実際イラっとしちゃったりするわけ。
見えないものに意味があるように、あんたらに見えてないものも、あるよ?とかさ、思ったりしちゃうわけ。
それもまぁ、ひとつの個性と受け止めて欲しいのよ。
どのポジションなんだか、一体自分が何者なんだか、何物なんだか。今がただ、安定しているから、考えてしまうムダとも言えることなのかな?
つべこべ考えても、よくわからない。実際、答えなんてそれぞれで、ホントの心の内なんて見えないものが殆どだから。
ただ、雨粒みたいにそれぞれに、色んなかたちや色んな大きさで、ただ生きていけばいんだよ、ね。