
わたしが竜だという話。
初めてわたしが龍を見たのは、確か2018年の4月。
いやいや、もっと前から見てたけどね、認識したのはその時って意味よ。
あれってさ、自覚したかしてないかで結構かわるじゃない?
誰に?自分に。
でねでね、あなたは龍神だったのよ!って言われたのはつい最近。
これもさ、前に一回言われてる記憶はちょっとあるんだけど、忘れちゃったし、とにかくこの前ね、2.3か月前に夢みちゃって。
あ、夢なのかなー、寝起きのさ、なんかまだ起きてるんだか寝てるんだかの中間の時って、あるじゃない?
そうそう、その時にね、ドラゴンボールに出てくるシェンロンみたいなでっかい龍神がね、『あなたは龍だよー、思い出してー』って言ってきた。
いやいや、こんな優しくじゃないよ、シェンロンのそれみたいに、凄味のある声でね。
しっかり見えた龍神の私は、絵に書いたような、マンガに出てきそうなかなり色っぽい龍でね。
黒龍だった。
そう。その、とりあえず初めて竜をみたって日。
一応の初めての日ね。
その日、ずーっとずーっとどこまでもどこまででも繋がってるくらいの長い長い身体を、わたしを守る為に空に泳がせながら見守ってくれている龍神様がいた。
あぁ、わたしも龍なんだ。
確かに昔から、ネバーエンディングストーリーに出てくる《ファルコン》に似てる!
とはちょいちょい言われてたよ。
でもでもまさか、自分が龍神て!
自分がシェンロンてー!
なんて有難い話なの。
どうりで人と違う訳だわ。
だいぶ常識人装ってきてるけど、結構なすっとんきょんだし。
それを認めていくハードルは高いし、周りに馴染む方が楽だし。
でもでも、ホントのわたしで生きていけたら。
もう誰の目も気にせず生きていけたら。
わたしが竜に戻るとき。
わたしが竜であるように、そのままのあなたで、生きて。