ポジティブラベリング
教師や、部下を持つ上司にぜひおぼえてほしいのが、「ポジティブラベリング」。
優秀な学生や、優秀な部下なんて一握りです。あとはカス、と思ったとしても、何かいいところはあるはず。小さなポテンシャルがきっとあるはず。そこを褒めます。拡大化します。そうじゃなくても、頑張っていなくても、その兆しが僅かでもあれば、「最近、頑張ってるね。根性あるね!」と言ってあげれば、根性出して頑張る人になります。そう、これがポジティブラベリング!
ラベリングはそもそも、「おまえはずるいヤツだよな」みたいなラベルを人に貼ること。ずるいヤツというラベルを貼れば、その人はずるい人間になります。頭悪いね、というラベルを貼れば頭が悪くなります。子育てでもそうですね。「お前は、勉強できないなー」なんて言おうものなら、勉強ができない子になってしまいます。そういう発言は、一時的な感情で言ってしまうものです。でも、それがもしかしたら永遠にラベルを貼られた状態になってしまうのです。マイナスなラベルを貼ってさらに状態が悪化するくらいなら、針ほどの長所を棒のように言ってあげましょう。確実に、人は変わります。そうなります。きみは天才だな、と言ってあげれば天才に、はなれなくても少しでもそれに近づきます。そうすることで、言われた人は伸びるし、言った私は好かれるし、ムードはよくなるし、チームやクラスや家族にシナジー効果が現れます。