ペット写真のF値について考えてみる話
シャッター速度に続くカメラの基本的な設定2つ目は『F値』です。
F値は写真の印象を大きく左右する設定で、F値が低いほど被写界深度が狭くボケやすい写真になります。
逆にF値を上げる(絞る)と被写界深度が深くなり背景にもピントの合ったスケール感のある写真になります。
ペット写真のF値は基本最大開放
ペット写真ではシャッター速度が速いため基本的に最も低いF値(絞り開放)で撮ることが多くなります。
F値が低ければノイズの原因となるISO感度の上昇も抑えられ、ペットの顔の前に草や枝が入ってしまってもそれをボカして目立たなくする効果もあります。
しかし、解像度的には少し絞った方が向上するので、ペットの動きや撮影時の明るさなどをみて1~2段絞ってみるのも面白いです。
F値の下げすぎに注意
単焦点レンズではF値1.2などに設定できるものもあります。しかしF値が低いと被写界深度も浅くなります。
この状態でペットを撮るとピントが目にしか合わず、マズルや胴体がボケてしまうことになります。
F値に関してはメリット・デメリットがあるので大雑把にでも性質を理解しておくと撮影表現の向上につながると思います。
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