【ネタバレあり】海が走るエンドロール感想・紹介
わたしは漫画が大好きで、わたしにとっての漫画は空気みたいなもので、故に定期的に(そしてかなり頻繁に)摂取しないと死んじゃうもので。
本屋があれば入りたいし、時間がなくても漫画コーナーだけはさらっと眺めておきたいし、気になる漫画はジャケ買いしたい。
そんな中、ジャケ買いしたのが「海が走るエンドロール」
早めに紹介文(感想)とか書きたいなと思いながらダラダラしてたら、先日『ホンマでっか!TV』で麒麟の川島さんが紹介してました。ぐぬぬ。
ココから先はネタバレになりますので、読んだことのない方は先に買って読むかネタバレ覚悟で読んだ後に漫画買ってください。
https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253265219
間違えないように、しばらく空白あけようかと思ったんですが、うちのカワイイすみれちゃんを貼っておきますね☆
はい、うちの美少女ゾーンを抜けたらネタバレ自己責任ゾーンです。
ココから先の苦情は受け付けません☆
さて、「海が走るエンドロール」は、帯にもある通り主人公「うみ子」が65歳から映画撮影に挑む物語です。
そのきっかけとなるのが、現役芸大生の「海」こと「カイ」(男)。
映画館での偶然の出会いを経て、壊れたビデオデッキの修理を海に依頼するうみ子。
その際再生する作品が「老人と海」なのがその場の状況を説明しているようで秀逸だと思います。(老人=うみ子、海=カイ)
この二人の名前にもなっている「海」にまつわる比喩表現は随所に出てきます。
海、うみ子、カイ。
普通に読めば「うみがはしるえんどろーる」なんだと思うんですが、改めて読むと「カイがはしるえんどろーる」なのではないか?とも思います。
で、わたしは「いくつになっても挑戦する人」が主人公の作品が好きなんだと思います。いくつからでも挑戦できるってことを示してもらえているようで安心するから。
似ているようでちょっと違うのが「メタモルフォーゼの縁側」。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%81%AE%E7%B8%81%E5%81%B4-1-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E9%B6%B4%E8%B0%B7-%E9%A6%99%E5%A4%AE%E7%90%86/dp/4041068304
こちらも老人の年齢に差し掛かった主人公が初めてBLを知る話。
今度映画化なのかな?
こちらはBLの世界に足を踏み入れるけれど、自分が本を出すわけではなく、出すのは高校生のうらら。サークル参加は経験するけれど、自分は受け手側。
一方、うみ子は作り手側に回る。
人はいくつからでも船を出せる。
人はいくつからでもスタートできる。
そんな勇気をもらえる一冊です。
さっき、楽天ブックスでは注文できない状態になっていました。
書店の店頭で見かけられたら是非お手に取ってみてください。