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HSPで精神障害のある私のきづき②
とある コンペにトライした
こちらの作品
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楽しみしか待っていない 時間帯を
想像することは
誰にとっても にんまりしてしまうはず
用事が済んだら すぐに家に帰りたい
家ごと移動したいくらい 楽しみな気持ちを
イメージした作品
残念ながら 賞に選ばれることはなかったけれど
音楽をモチーフに作品を描く楽しさを
再び味わえたアートになった
学生時代は
よく音楽を絵で表現することにトライして
楽しさは分かっていたけれど
またトライしても 楽しそうだと感じたので
今度は頭の中で流れっぱなしで なりやまない曲を
モチーフにしてみようかな
私の頭の中は
常に音であふれている
生活音や 声や 音楽などが
なりやまない状態
ラジオを聞いているような状態で
私をいつも 疲弊させ 翻弄する
ある日突然
テレビで流れてきた
ミセスグリーンアップルさんの
「ダーリン」が エンドレスで流れ続けるという
ミラクルが起こった
それは3週間ほど続いた
これはもしかすると
他の曲を聞いたら
曲数が増えるのではなかろうかと
妙なことを思って
実際にトライしてみると
見事にオリジナルのプレイリストが
頭の中で流れ始めた
曲順を選ぶことは出来ないけれど
ランダムに音楽が聞こえるようになった
なんてことだ
聞き流していたはずの
頭の中の彼らの音を
聞こうとしている私がいる
これは 音楽が聴ける喜びもあるけれど
彼らの支配が一歩進んだことになりはしないかと
不安にもなる
おどろべき所は 再現性
歌詞はめちゃくちゃなんだけれど
音は合っている
一度聞いた音楽を 不思議なほど
うまく再生できる
一体これは どういう現象なのだろう
彼らに問いかけても
返事があったり なかったり
とらえどころのない 実体のない
私にしか聞こえない この音楽を
誰かに聞いてほしいと思うほどだ
病気をしてから
かたくなに音楽のある生活を
拒否してきた
頭の中がにぎやかすぎて
疲れてしまうから
という理由なのだけれど
音楽は嫌いではないし
ピアノを習っていた時期もある
でも静かな場所が
幼いころから好きだったから
大人になって 再会した ピアノの先生に
「昔から静かな方が好きだったものね」と言われ
それは 変わらないと思う
一方で
眠っている時以外は
頭の中の彼らの音に支配され
静かな生活というものは遠い存在となっている現在
また 音楽を聞きたいと思い始めている自分がいることに
正直驚いている
音楽も アートも
日常を楽しいものに変えてくれる
特別なツールだと思う
今年からまた
音楽を聞く暮らしにかえてみよう
今よりもっと
暮らしやすくなるかもしれないと
淡い期待を抱いて