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広島の美しい場所:宮島でのひととき

僕は広島に住んで20年になります。
広島といえば、多くの人が思い浮かべるのが「宮島」。

早朝の風景

僕も例外ではなく、休日になると宮島に足を運ぶことがよくあります。自宅からたったの30分ほどでこの美しい場所に行けるなんて、本当に贅沢だなあと感じます。

実は、母も昭和20年代に宮島に修学旅行で訪れたことがあり、その時に泊まった旅館はいまでも変わらず営業を続けています。以前、母と一緒に宮島に訪れた際、その旅館を見つけた母は、「懐かしい、まだあるんだね」と言って、興奮しながら当時の思い出を語ってくれました。僕にとっても母にとっても、宮島は親子二代にわたる特別な思い出の場所です。

宮島には、歴史と自然が見事に調和した独特の魅力があります。海に浮かぶように立つ厳島神社の大鳥居は、何度見ても心が洗われるようです。
潮が引いたときには、歩いて鳥居のそばまで行くことができ、間近でその壮大さを感じることができます。

引き潮のときは歩いて鳥居までいけます
引き潮の風景

また、海が満ちているときには、小船に乗って鳥居をくぐることができるので、まさに自然の力を感じながらの特別な体験です。

天気が良い日には、ロープウェイで弥山に登って山頂からの絶景を楽しむのもおすすめです。
また、秋には紅葉が美しいもみじ谷を散策するのも、宮島の楽しみの一つです。鮮やかに染まる木々の間を歩いていると、自然と心が穏やかになっていくのを感じます。
季節ごとに違う顔を見せてくれる宮島は、訪れるたびに新たな発見がある場所です。

僕にとって宮島は、ただの観光地ではなく、日常の中で心をリセットできる大切な場所です。
ちょっとした時間ができたときに、ふらっと訪れて美しい風景を眺める。そんな贅沢が身近にあるのが、広島に住んでいる僕のささやかな幸せです。

宮島を訪れた際には、ぜひ地元ならではの味覚も楽しんでください。
もちろん、牡蠣や穴子飯も絶品ですが、僕のイチオシは参道の商店街を歩きながら食べる「にぎり天」や「揚げもみじ」。気軽に手に取って食べられるおやつは、散策の楽しみをさらに引き立ててくれます。
最近では、おしゃれなカフェも数多くできていて、宮島の新しい魅力を感じることができます。伝統的な雰囲気と現代の感覚が絶妙に調和したカフェでのひとときも、訪れる楽しみのひとつです。

こうして、日常の中にある宮島の素晴らしさを改めて感じつつ、その魅力を少しでも皆さんに伝えられたら嬉しいです。

夕方のフェリー乗り場

まだ訪れたことがない方がいれば、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと、何度でも行きたくなる、心に残る場所になると思います。

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