“必要な時は俺がいるぜ!”_ “Streets of Fire (1984)”
ロックン・ロールの寓話。いつか、どこかで…
の名句で飾られて、始まる、神話。
コンサート中にさらわれたロック・クィーンのエレン・エイムを救うため、街に帰ってきた荒くれの元カレシ:トム・コーディ(演:マイケル・パレ)が、街の暴走族の根城に乗り込んでいく。
夜、炎、音楽、祝祭、暴力。神がかった全盛期ウォルター・ヒルのMVばりの演出。
クライマックス:トムと敵リーダー(演:ウィリアム・デフォー)の鉄槌対鉄槌のタイマン対戦を経て、遂にお姫様、もとい、エレンをトムは救い出すことに成功する。
トムはしかし、エレンをそのままどこかへ連れ去ることはなく。
「君は歌手として成功する。しかし俺は君の付き人にはなれねえ。だがな、必要な時は俺がいるぜ!」
・・・そして熱いキスをして立ち去って行く。
ラスト、ステージの上で轟かせるように唄うエレンは、眩しい。
この街を立ち去る時に初めて微笑むトムも眩しい。
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