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映画の名セリフ、、引いてみた。

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甘い言葉がある。辛い言葉がある。英語だとわかるニュアンス、日本語の方が腑に落ちやすいフレーズもある。 そんな映画の英語の名セリフを、拙訳と共に引いてみる。 目標は和田誠の「お楽し…
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#LGBT

「希望だけでは生きていけないが、希望なしでは生きる意味がない…!」”The Times of Harvey Milk”(1984)

1978年11月27日、SanFranciscoの市庁舎内で、GeorgeMoscone市長(1929年11月24日-1978年11月27日)とcitysupervisor市政委員のHarveyMilkが暗殺された。犯人はMilkと同じ市政委員だったDanWhiteで、数日前に委員を辞任したが、市長に復職を願い出ていた。ミルクの在職は1978年1月9日からのわずか11ヵ月だった。 ゲイで初めて公職についたハーヴィー・ミルクの死後6年で製作・公開されたドキュメンタリー映画「ハ

“聖書を学びなさい…答えを見つけられるでしょう。“_だが、無かった。“Boy Erased”(2018)

「こいつはビョーキだ!」のレッテルばり。それは心に大きな傷を残す。 真の姿を見せること。人の前ではむずかしい。 まして、支配的な親の前で、息子が告白することなど到底叶わないだろう。 特に、どの時代でも父親というものは、息子に「男らしさ」を期待するものだ。そこから溢れてしまったすべての息子は、人扱いされなくなってしまう。 この映画は、少年が「あるがままの自分」を受け入れるまでのゆらぎの過去、 そして現在。2部構成で「自分のことは自分で決めるしかない」強さ、したたかさを身につけ