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脂肪酸代謝とウォーキング
前回ウォーキングで糖尿病の予防がなぜ可能なのか?について整理しました。有酸素運動であるウォーキングは糖を燃焼させずに脂肪を燃焼させます。この脂肪を燃焼することで、インスリンの分泌量を増やし、結果として糖尿病の予防、悪化を防ぐことが可能となります。
では、ウォーキングは脂肪を燃焼させますが、どう歩けば燃焼されるのでしょうか?
本日は脂肪燃焼とウォーキングの関係について整理しましょう。
ウォーキングの効果
本日紹介する
中年女性のエネルギー代謝に及ぼすウォーキングスピードの影響
では
当たりのエネルギー消費量が最小となったスピードを「経済スピード」,2回目のテストで,被験者が気持ちよいと答えたスピードを「快適スピード」,無理のない範囲での速歩きと答えたスピードを「速歩スピード」とした.
(中略)
速歩スピードでは,脂肪によるエネルギー消費量の増加が顕著で,運動終了時には開始直後の2倍以上に達した.
(中略)
運動前後の変化量はグリセロール,遊離脂肪酸,ケトン体とも速歩スピードが他のスピードに比べて高くなった
(中略)
本研究で言うならば快適スピードから速歩スピード付近で最大脂肪燃焼量が得られる可能性を示唆している.
と報告されています。
つまり、ウォーキング療法士がいつも指導しているボルグスケール13程度の歩行速度が最も脂肪燃焼効率が良いことが考えられます。
まとめ
ウォーキングをしても痩せない・・・と悩み人は多くいます。
その場合、歩行速度をポイントとしてウォーキングをお伝えすることが大切になります。このような科学的なデータを使い、しっかりとその方にあったウォーキングを指導していきましょう。
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