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ウォーキング速度と虚弱高齢者
2022年時点で日本の総人口は、前年に比べ82万人減少している一方、65歳以上の高齢者は、3627万人と、前年に比べ6万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める割合は29.1%と、前年に比べ0.3ポイント上昇し、過去最高となりました。それに伴い問題となっているのが、医療費の増大です。ウォーキング療法士はウォーキングを通して健康寿命を伸ばして社会への貢献を目的にしています。
では、実際、高齢者と歩行の関係はどうなっているのでしょうか?本日は高齢者の歩行能力について調べてみました。
高齢者の歩行能力
歩行能力は高齢者のInstrumental activity of daily livingや死亡、および転倒発生の予測因子であることが報告されており、介護予防運動プログラムの効果判定にも使用されることが多くあります。
つまり、歩行能力の向上により、要介護予防のなることが考えられます。
歩行能力の何を基準にすればいいのか?
本日紹介する
虚弱高齢者におけるTimed Up and Go Test,歩行速度,下肢機能との関連
では
TUGと歩行速度は,ともにすべての下肢機能検査項目と有意な相関が認められ,虚弱高齢者の下肢機能を把握する評価尺度としての妥当性が示された。その相関係数から関連の強さを判断すると,すべての項目で歩行速度の方がTUGよりも関連が強かった。
(中略)
TUGより歩行速度の方が,虚弱高齢者の下肢機能をより反映することが示唆された。
とされています。
歩行速度を把握することにより、下肢機能の大まかなスクリーニングとなります。逆にいうと、歩行速度を維持、向上することで下肢機能の維持・向上を目指せることも考えられます。
まとめ
ウォーキング療法士は国家医療資格である、理学療法士、作業療法士のみが習得できる資格です。その分、しっかりと根拠に基づいた説明が求められます。しっかりと根拠に基づいたご説明をし、その方々の安心をサポートしていきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。
ウォーキング療法士の詳細はこちらから
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