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フレイルと歩行
現在日本は総人口に占める高齢者人口の割合は28.1%であり、男女別にみると、男性は25.1%、女性は31.0%となっており、男性は4人に1人が高齢者となっています。この高齢者に対しての運動指導で知っておきたいポイントの一つが”フレイル”です。
本日は”フレイル”と歩行にについて整理していきましょう。
フレイルとは?
加齢とともの運動機能や認知機能等が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響も加わり心身の脆弱性が出現した状態、とされています。
このフレイルに効果的なのが運動療法とされています。
フレイルと歩行の関係
今回紹介する
介護予防施設利用者におけるスマートフォンを用いた 歩行速度測定の傾向とフレイルとの関連
では
フレイルの程度が大きいとアプリで測定された歩行速度が遅く(ρ=-0.2142),歩行速度を記録できた日数が少なく(ρ=-0.7433),記録された歩行速度データの変動係数が大きくなる(ρ=0.4662)傾向が相関係数として示された。
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と報告されています。
つまり、フレイルに陥ると歩行速度が低下することが理解できます。
逆に考えると、ウォーキングは全身運動であり、中強度で歩くことでフレイルを予防できることが予測されます。
まとめ
ウォーキングは非常に効果的な運動です。
しかし、その効果を得るためには中強度の運動強度が必要です。
その人にとって中強度とは?をしっかりとお伝えし、効率的で効果的なウォーキングをお伝えしていきましょう。
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