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ウォーキング指導者の必要性

ウォーキングは気軽に始められる運動であり、さらに、歩く速度により運動の負荷量を調整できます。そのため、「健康づくり」のためにウォーキングを始める人が多くいます。
そのウォーキングをする人達はどのくらい健康に不安を感じているのでしょうか?
その割合を知ることで、ウォーキング療法士が正しい知識、方法のウォーキングを伝える価値がより高まります。
本日は、ウォーキングをしている人たちの健康不安について調べてみました。

ウォーキングをしている人の実態

本日紹介する
ウォーカーにおける生活習慣病の保有状況及び ウォーキング実施による保有変化
によると

 ウォーキング開始前から生活習慣病及び危険因子の症状を1つ以上保有していたウォーカーは47.9%であり、平成 16 年国民健康・栄養調査と比較すると有意に少なかった(p<0.01)。さらに、ウォーキング実施による生活習慣病及び危険因子の保有変化を検討した結果、ウォーキングの開始に伴って保有症状が改善した者を認めるものの、ウォーキングを実施しているにも関わらず生活習慣病及び危険因子を新たに保有した者が認められ、ウォーキング開始前の保有者率と調査時点における保有者率に有意な差は認められなかった。

中略

以上の報告から、健康的な生活習慣を送っているウォーカーにおいても、生活習慣病を見過ごしてはならないことが示された。

と報告されています。
生活習慣病の具体的な項目・変化については以下の表で報告されています。

ただ歩くだけのウォーキングではダメ

中之条研究でも報告されている通り、ウォーキングにて生活習慣病予防は可能です。

しかし、今回紹介した研究ではウォーキングを実施していても健康不安を抱えている人が多くいることが確認されました。
健康維持を目的としたウォーキングの場合、ただ歩くだけではダメです。
しっかりと根拠に基づいた指導をすることが今ウォーキングをしている人達に必要なことと考えられます。

まとめ

ウォーキングは気軽に始められる運動です。
その効果を感じるためには、ただ歩くだけではなく、効果のある歩き方をお伝えする必要があります。
ウォーキング療法士はしっかりと根拠を説明し、効果のあるウォーキング方法についてお伝えしていきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/


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