良く伸びる筋肉は、力も強い
当然ですが、トレーニングすれば疲れます。
疲れが溜まってくると腰が痛くなるという選手は多いです。
疲れが溜まると、筋肉は力を出せなくなります。
腰回りを安定させる筋肉も当然疲労し、それが腰の痛みにつながります。
疲れると縮みきったまま伸びることができなくなり、力も出せなくなります。縮んだ筋肉を伸ばしてあげると、力が復活します。
こんな経験があると思います。握力が無くなるほどにトレーニングすると、指は丸まったまま伸びなくなります。そんなときでも、手の平を反らせるように前腕をストレッチして伸ばすと、力が少しだけ復活します。
ややこしいので、箇条書きにしてみます。
1,筋肉は、縮むことで力が出ます。
2,縮むためには伸びないと縮むことはできません。
3,縮まなくなるということは、力が出づらくなっているということ。
4,伸びなくなることは、縮まなくなっていること。
5,結論=よく伸びる筋肉はよく縮み、力も強い。
一つ実験をしてみましょう。
鼠径部(コマネチライン)にあるもも上げをする筋肉をストレッチしてみましょう。腰痛にも重要な筋肉です。
脚を前後に大きく開いて、後ろ脚は膝をつき鼠径部のあたりにストレッチをかけて伸ばします。立ち上がって、高めに足踏みをしてみてください。
うまくストレッチできた人は、
1,鼠径部が伸びて立った感覚が変わる
2,足踏みで、ストレッチしたほうの脚を軽く感じる
3,前屈すると、ストレッチしたほう側の太ももの裏が伸びやすくなって、柔軟性が上がる。
4,腰痛が少し楽になる。
こんな効果を感じると思います。縮んだ筋肉が伸びると左右同じ重さのはずの脚が、ストレッチしたほうだけ軽くなります。
筋肉が伸びたことで、縮むようになったのです。
疲れたときに、ストレッチをすると筋力が復活して軽くなる。腰ばかりでなく全身のストレッチをやってみてください。必ず腰も楽になります。