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#ボート競技

手の握りから見る体の使い方

手の握りから見る体の使い方

スポーツの動作やフォームは選手それぞれで違います。特徴あるフォームは動作のやりやすさや、力の入りやすさなことによって、徐々に自分に合ったものが出来上がるものです。

同じ動作でも関節の動くタイミングが違う大勢で行なっているダンスを見ていると、同じ動作であっても関節の動き出すタイミングが違うことに気づきます。
人は自分が動きやすい動き方を自然とおこないます。
大きくは膝から動き出すか、股関節から動き

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スポーツの動き作りに呼吸を使う

スポーツの動き作りに呼吸を使う

呼吸は生まれてから始まり、途切れることなく亡くなるまで一生おこないます。回数にすると、平均して一日に2万回と言われます。
呼吸は回数が多いだけに、体への影響も大きくなります。

呼吸で横隔膜が下がったときには、内臓がマッサージされますので、正しい腹式呼吸がおこなわれていれば、2万回が内臓マッサージされます。
肩を上下させながら呼吸をしているなら、一日に2万回肩をすくめる動作をしていることになります

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スポーツそれぞれの本質的な目的を見失わない。

スポーツそれぞれの本質的な目的を見失わない。

同じスポーツに長く関わっていると、そのスポーツの枝葉の部分ばかりに目が行ってしまい、そのスポーツの本質を忘れてしまうことがあります。

サッカーや野球、バスケなどであれば、ゲームが終わったときに相手チームよりも多く点を取っていることが勝利の条件になり、目的になります。
相手に何点取られようが、最後に1点だけ自分のチームが多く取っていればOKというスポーツです。

卓球やテニス、バレーボールであれば

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ブレイシングは代償動作

ブレイシングは代償動作

スポーツで脱力するのが難しい理由スポーツで脱力するというのは、必要な部分には力を入れたまま、必要でない部分は力を抜くことです。すべての力が抜けてしまうと立っていることすらできません。

この不要な部分のみ力を抜くことは、力を込めることよりも相当に難しいものです。

大きく分けると、脱力できないケースは2つあります。
1,余計な力が入っていることに選手本人が気がついていない。
2,力んできる自覚はあ

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運動強度を守る

運動強度を守る

選手が思っている以上に、トレーニングのメニューを作るのは時間がかかるものです。

ボートは運動能力が高くても、それを活かす艇を動かす技術が無いと、その能力が宝の持ち腐れになってしまいます。
最低限の技術が無いと、メニューで追い込むこともできません。
これはカナヅチのスイマーに似ているかもしれません。

そのためコーチは、狙う大会に向けて技術を上げながら、体力を上げていくようなメニューを作っています

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