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【NISA民必見】インデックスファンドのリターンは時間に任せて、リスク管理に注力せよ。

こんにちは。インデックス投資家のウォークです。

皆さんは自分が投資をしているファンドやETFの状況を確認するときに
何を真っ先に確認しますか?


それは『リターン』ではないでしょうか?


前に確認した時と比べてどれくらい価格が上昇しているか、それとも下がってしまっているのかをチェックしたくなりますよね。

ただ、実は10年、20年さらにその先と投資をしていくにあたって、重要視することが『リターン』になってしまうことは

個人的に株式市場からの撤退のリスクを高めてしまうと感じます。

今日はその理由を記事にしていきたいと思います。




長期投資における最大の武器は時間


10年、20年の長期投資において、時間は最強の盾にも最強の盾にもなります。

その理由は株式を長期間、保有することで『リターンの平均化』という魔法を使えるようになるからです。

各アセットの期間別のリターンの増減
引用:敗者のゲーム

上記の図では、時間が経過すれば経過するほど、各アセットが、投資を開始した際の自身の期待リターンに収束していくのが分かると思う。


これにより運悪く、高値付近で一括投資をしてしまった場合でも、時間が経てば、想定していたインデックスファンドの期待リターンに近づいていくことが出来ます。

また、暴落を途中で経験した際も、マイナスになったぶん、時間が経過さえすればどこかで値上がりするのだからと、ファンドを自信を持って買いにいくことが出来ます。


極論、あなたのファンドの評価額が昨日より3%下がろうが、年初来より20%上昇しようが全く気にする必要はないのです。

道中で何が起きようが、20年後にはどうせ平均的なリターンに落ち着いているのですから。

この長期目線さえ持っておくことが出来れば

日々のリターンを追いかけることが、時間と感情の無駄遣いなのが理解できるのではないでしょうか。

(それでもやっぱりチェックしちゃいますけどね(笑))


長期投資において視線ははるか先、水平線の向こうに向けるべし。



書いてて改めて思いますが、やっぱり物事を捉えるときの視点って大切ですね。


リスクとの向き合い方


①長期投資家の真のリスク


株式投資のリスクは元本割れを含む価格変動リスクに加えて
為替リスクや銘柄集中リスクなど様々なリスクがあります。

これらは様々な企業に投資できるS&P500連動ファンドやオルカンに投資している時点である程度リスク管理は出来ています。





僕は長期投資家にとっての真のリスクとは

本来の期待リターンを得られなくなる行動をしてしまうリスク


だと思っています。

市場の平均に勝とうとして、株価の変動とともに過剰に売買を繰り返したり

暴落時に恐怖でファンドを手放してしまったりをすると

結局、『電の輝く瞬間』=急激な上昇相場の波に乗ることが出来ず

本来の期待リターンが8%あったものが3%に下がってしまったりひどい場合にはマイナスになってしまうことが最大のリスクです。

引用:敗者のゲーム

上の図は、市場に居続けて上昇相場を逃さないことが大切なのが分かるデータ。
35年間のうち、たった30日の上昇相場に乗り遅れることでリターンが約半分になってしまっている。


このようなことにならないようにするには自分なりの投資のルールを作ることが何より大切です。

どんな相場が来ても、そのルールに淡々と従うことで感情に支配されない合理的な判断が下せるようになります。

長期投資においては、真に向き合うべきは、相場のチャートでもなければ、短期的なリターンではありません。

自分自身が合理的な判断をするための、厳格なルールなのです。

ルールの作成とそのルールに従って投資をすることに時間と労力をかけましょう。

短期的なリターンばかりを確認していると、どうしてもそこに一喜一憂が生じて、自身の視点が短期的になってしまいますので

証券口座の確認は意図的に減らした方が実はいいのかもしれません。




➁ルールの作り方


まずは1冊インデックスファンドについて書かれた名著と呼ばれる本を読んでください。

インデックス投資において大切な心構えと行動が腑に落とすのが何より大切です。


ここでしっくりこない人は、自身が求めている資産運用は他にあるかもしれません。

高配当株投資や不動産投資といった手法を検討してみてもいいと思います。


その後は小額からでもいいので実際に証券口座を開設して投資を始めてください。

ドルコスト平均法で分散しながら資産を株式市場に晒していくことで、段々と資産の変動に慣れるはずです。


その後に、自身のリスク資産を何%持って安全資産を何%持つかを探っていくとよいでしょう。

ここは自分と向き合いながら自分自身が心地よいラインを見つけてください。

後はひたすらその配分率という自分のルールに従って、追加投資していけばよいのです。

ちなみに僕がたどり着いたのは株式と現金を8:2で保有するというシンプルなルールです。

以下の記事を参考にしてください。


まとめ

・購入すべきインデックスファンドを購入して、淡々と運用さえできれば、道中何があろうとリターンは平均的なものとなる。

・そのため、長期投資家は短期的なリターンを追いかけるのではなく、
自身の投資方針を固めてその投資スタイルを貫くことに労力を使うべき。

・ルールの作成にはインデックスファンドに関する名著と自身の体験を掛け合わせて、自分自身でルールを作成しよう。


暴落にうろたえるのは想定外のことが起きていると感じるからです。
暴落が織り込み済みのルールを作ってしまえば、何も怖くありません。

インデックス投資は賢者の投資なのです。

プライドを持って資産運用していきましょう。


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