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話題の矢印を相手に向ける#25
こんにちは。わくわくらすです。
【わくわく+暮らす】をモットーに生きている20代社会人です。自分の好きや日常を形にしたくてnoteを始めました。
「雑談の一流、二流、三流」という本を読みました。
タイトルを見て、興味のパラメーターがグーンと上がりました。一流の雑談とは何なのか。
まず、著者のプロローグに興味深い文章がありました。雑談の「雑」はとりとめもないという意味を表し、「談」は言うに炎と書くので、話すことで相手との関係性に炎を灯すことだという考察です。
この考察にはグッと惹かれました。「談」には相手が存在すると。そういえば「相談」にもこの字が使われていますが、確かに相談することで相手との関係性がより深まるなと思いました。
あなたには話していて心地の良い人はいますか?家族、友人、同僚など一人はいるのではないでしょうか。この本を読んで、そういう人たちに共通しているのは、「話題の矢印を相手に向ける」ということが意識的または無意識的にできているのだと感じました。「話題の矢印を相手に向ける」とは、相手が話しやすいワードや雰囲気をつくることと定義します。
「今日は暑いですね。」「今日の天気は雨みたいですよ。」
なんて雑談は経験があるのではないでしょうか。しかし、これらはどちらも「そうですね。」で終わってしまいます。自分の感じたこと、知ったことを話しているだけなので、これでは相手が話したいと思う雑談ではありません。一流と呼ばれる雑談には、話題の矢印を相手に向ける工夫があります。
「今日は暑いですね。夏バテとか平気ですか?」「今日の天気は雨みたいですよ。洗濯物、部屋干しだとにおいつくんですけど何かいい方法ありませんかね?」
一言付け加えるだけで、相手が話す雰囲気を作っていることがわかります。なんだこんなことかと思うかもしれませんが、意外と付け加えられていないのではないでしょうか。
この章の締めにはこんな格言があります。
一流は、相手に焦点を当てることから始める。
出典:明日日出版社 「雑談の一流、二流、三流」 桐生稔 P22
こういったノウハウを身につけるための本は、この世にごまんとあります。この本は雑談と言うことに関しては、間違いなく良書だと思いますが、大事なのはこれからです。
私たちは読んで知識を得ただけで満足してしまうことがあります。
実際に使わないと自分のスキルにはなりません。知っていることと使えることの間には大きな壁があります。その点、雑談は誰でも取り組みやすいことの一つだと思います。「あなたと話しているとなんだか楽しいんだよね」こんなことを言われる人になりたいものです。
お読みいただきありがとうございました。