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大人になったら自分の好きなことだけで周りを満たしてみよう#62

こんにちは。わくわくらすです。

今日1月11日は成人の日です。20歳という節目は日本ではとても大切にされます。成人式を開催できた人、できなかった人、行かなかった人など様々な判断や事情があることとは思いますが、新成人の皆さん、成人おめでとうございます。

今現在私は実家暮らしをしていて、亡くなった祖父母の部屋を使っています。部屋の家具のほとんどは祖父母が使っていたもので、私の服が入ったタンスや本棚以外は全て元のままです。

部屋の一面に孫たちの写真が飾ってあります。私の祖父母は私を含めて9人の孫に恵まれました。その9人全員の成人式の写真があります。それらを見て「あぁ、成人とは周りの人にとっても大事な節目なんだな」と感じずにはいられませんでした。

新成人のインタビューがテレビで何度も流されています。皆さん、とても立派な志を持っています。「心も体も立派な大人になりたい」「人の役に立ちたい」「両親に親孝行をしたい」このようなことを高らかに宣言できるのも成人という節目のもつ魔法なのかもしれません。


現代の子どもは、私たちの親世代のころと比べて、「大人になりたくない」という子どもが多いそうです。理由は様々あると思いますが、先日私の50代の上司がこんなことを言っていました。

昔は大人になったら自分の好きなことができると信じていたんだよなぁ

上司は20歳になってすぐにお酒やたばこといった大人の象徴のようなものを嗜好し、仲間たちと毎晩車に乗って朝までドライブしていたといいます。その話を聞いて、すごく素敵な時代だったのだなと思いました。


今は大人になるにつれ、辛く厳しいことが待っていると考える人の方が多いのではないでしょうか。バブル経済がはじけ、いわゆる不況と呼ばれてから30年ほどが経ちました。不況時代を生き抜いてきた人たちにとったら、大人になることは辛いことと同義なのかもしれません。

でもだからこそ私は大人になることにもっと貪欲に期待をしていいと思います。

大人になったら自分の好きなものを買うことができます。お菓子を買うのも車を買うのも自分で決断することができます。もう、親にねだる必要はありません。

大人になったら自分の好きな場所に行くことができます。都会だろうと田舎だろうと海外だろうとどこでも自由です。修学旅行と違って自分で行程を組み立てることができます。

大人になったら自分の好きな人たちと過ごすことができます。かりそめの共同体である学級はもうありません。本当の意味で自分の好きな人と一緒にいることができる場を自らつくることができます。

もちろん大人になったら社会に対する責任が生まれ、仕事やいろんなしがらみがあって、何もかもうまくいくことばかりではありません。だけど自分の人生を楽しくできるのは自分しかいません。

先日「日本に生まれたくなかったと思う子ども」が年々増加していることを知りました。もちろんそう思うのは自由ですし、人それぞれ理由があることは百も承知です。

でも世界的に見て、日本ほど安全で恵まれた国はそう多くはありません。今この瞬間にも命の危険を感じながら生きている人たちだっているのです。私は日本に生まれて本当に幸運だったと思います。この幸運を絶対に活かしたい。

「大人になるって悪いことじゃないよ」

そんな風に言える大人を目指したいものです。

お読みいただきありがとうございました。

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