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心に余裕のない人の笑顔はどこか儚げ#72

こんにちは。わくわくらすです。

私の友人に中学校の先生をしている人がいます。初めて担任を任され、情熱にあふれている先生です。しかし、そんな彼と最近食事をしたとき、キラキラしていた彼の笑顔が、どこか儚げで今にも消えてしまいそうな笑顔に変わっていました。

そんな彼に質問をしました。

「自分のキャパシティを100%とすると、仕事にどのくらい使ってる?」

彼は一言、

「95%かな。」

と答えました。

私も元教員であるため、彼の気持ちは痛いほどわかります。初担任というプレッシャー、目の前の子どもたちを何とかしたいという気持ち、色んなものが重なり合って自分という存在の全てを仕事に捧げようとします。

95%を仕事に使っているという感覚であるならば、当然心の余裕は5%しかありません。この5%で何ができるのでしょうか。彼は家に帰ったらご飯を食べて寝るだけだと言っています。

私もそうでした。帰るのは早くて8時。テストの採点や授業づくりが終わっていなければ10時まで学校に残ることはざらでした。

ある日、ベッドに横たわりながら、「どうしてこんなに辛い思いをして働いているのだろう」と考えたこともありました。


教員に限らず、仕事で大変な時期というものはあると思います。そこを乗り越えて新たな自分の可能性に気がつくということも重々承知しています。

もしあなたの周りに、「あれ、こんな笑い方する人だっけ」と感じた人がいるならば、少し注意してその人を見ることをおすすめします。人は吐き出すことで気持ちがすっきりすることもあります。

それだけでもその人にとっては、大事な瞬間なのです。

お読みいただきありがとうございました。


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