「好きなことを仕事にする」について息子と話しました。(後編)

先日、中2の息子に対して、
「仕事選びは、
給与や価値提供の観点だけではなく、
好きな行動をベースにすることが重要」
だと伝えました。

これに対して息子からは、
その重要性は理解しつつも、
「自分の好きな行動が分からない」
との反応がありました。

「自分の好きな行動」
をどうやって見つけるのか。

息子に伝えた内容を、
ご紹介したいと思います。


まず息子には以下を伝えました。

  • 偉そうに言っている父も、
    「自分の好きな行動」は、
    30代後半になって
    感覚的に自覚するようになったこと

  • 「自分の好きな行動」が何であるかを
    明確に言語化できるようになったのは、
    実はつい数ヶ月前であること(遅い笑)

  • 父の場合は、
    「隠れた本質的な課題を発見し、
    それを解決すること」
    が、好きな行動であること

息子からは
「発見までに、
どうしてそんなに時間がかかるのか」
と聞かれました。

当然の反応だと思います。

この質問に対しては、

「自分の好きな行動は、
実際に自分がやってみないと
見つけられない」

「やると言っても一度や二度ではなく、
その行動の改良・改善を
考えるようになるまで試行を重ねていって、
やっと初めて見つけられるようになるため」

だと説明しました。

先日のパン屋の話にしても、
行動としては、

  • どんなパンにするか構想を考える

  • パンの形にする

  • パンを焼く

  • パンを並べる 

  • 営業をする

  • レジで会計をする

などがあります。

これら一つ一つの行動を
自分で実際にやってみて
改良・改善を考えるようになるまで
試行を重ねる。

更には、それらの行動をしながら
自分の心の声に耳を傾けることで、
「この営業という行動が、自分は大好きだ。
やめろと言われても、もっとやりたい!」
だとか
「このパンを並べるという行動は
自分は好きではない。
仮に、提供する価値や給与が魅力的であっても、
このような行動ばかりの仕事には就きたくない」
などの気づきを得るようになります。

つまり、身も蓋もないのですが、
「様々な行動を、実際に何度も体験すること」
が必要だと伝えました。


よく、
「仕事探しといっても、
そもそも、やりたいことが分かりません」
という話を聞きます。

そのように悩んでいる人は、
実は、実際の行動経験が
不足していることが
多いのかもしれません。

逆に、沢山のことを経験してきた人は、
「自分が好きな行動」
の解像度が高いものです。

高校生や大学生の間は、
様々な行動を、
実際に何度も体験する大チャンス。

就職した後でも、
色々な部署で経験するチャンスは
沢山あります。

様々な行動をしながら、
自分の心の声に耳を傾けて、
「自分の好きな行動が何であるのか」を
ぜひ見つけてほしいと伝えました。

今日も、ワクワクしていきましょう!!💪

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