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2018年10月の記事一覧
【対談】三宅陽一郎×中川大地 モンスターが涙を流すとき——ゲームAIの哲学をめぐって(後編)
身体論からのボトムアップで「人間」の構築を目論む西洋哲学的AIと、超越的な存在を仮構しようとする東洋哲学的AI。2つのアプローチが融合した先に、虚構のキャラクターに「涙を流す」ような情緒は宿るのか。ゲームAIが可能にする新しい想像力のあり方について語り合いました。(この対談は『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』刊行記念トークイベントとして、2018年6月28日にジュンク堂書店池袋本店で開催されま
もっとみるいつか、空気を読まないために――吉田尚記『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』 (PLANETSアーカイブス)
今朝のPLANETSアーカイブスは、宇野常寛による『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』(吉田尚記)論をお届けします。「空気を読めない」といつも怒られている僕たち(?)に対して、その対処法を解説しベストセラーとなった、よっぴーさんの『なぜ楽』。そこに隠された「一番大きなメッセージ」を読み解いていきます(初出:『ダ・ヴィンチ』2015年4月号)
※この記事は2015年4月22日に配信した記事の再
【対談】三宅陽一郎×中川大地 モンスターが涙を流すとき——ゲームAIの哲学をめぐって(前編)
車の両輪にもたとえられる「ゲームとAI」。実際、現実の社会に実装するにはまだ拙いAIを、今、解き放すことができる世界は(閉じた系ではあるが)ゲームの空間だけとも言えます。AIはゲームをおもしろくするための技術であり、ゲーム空間はある意味AIの実験場。そんな関係性にある"ゲーム"と"AI"、さらにその先にいるプレイヤー(="人間")。――ゲームのモンスターが涙を流すとき、人は駆け寄って、その手を差し
もっとみる色と密度で人間の五感をハックしたい! | 猪子寿之
チームラボ代表・猪子寿之さんの連載〈人類を前に進めたい〉。今回は、豊洲で開催中の展覧会「チームラボ プラネッツ TOKYO」の展示について猪子さんと語り合いました。この展示では、個々の作品へと深く没入させるためのクオリティにこだわったという猪子さん。作品の強度を生み出すために導入された、人間の五感に訴えかける新基軸のアイディアとは?(構成:飯田樹)
【お知らせ】
この連載が元となった猪子寿之×宇
森田真功 関与するものの論理 村上龍と20-21世紀 第3回『オールド・テロリスト』と『希望の国のエクソダス』をめぐって(2)
批評家の森田真功さんが、小説家・村上龍の作品を読み解く『関与するものの論理 村上龍と20-21世紀』。『希望の国のエクソダス』と『オールド・テロリスト』の両作品に登場するジャーナリストの関口は、〈関与の論理〉における決定的な変化を象徴しています。00年代から10年代にかけての、村上龍作品のコミットメントのあり方を問い直します。
日本の戦後史を否定する中学生たち「この国には何でもある。本当にいろい
いま必要なのは、もっと『遅い』インターネットだ | 乙武洋匡
宇野常寛が火曜日のキャスターを担当する番組「NewsX」(dTVチャンネル・ひかりTVチャンネル+にて放送中)の書き起こしをお届けします。9月18日に放送された第3回のテーマは「いま必要なのは、もっと『遅い』インターネットだ」。作家の乙武洋匡さんをゲストに迎えて、現在のインターネットが抱えるムラ社会化の問題と、かつての〈自由と平等〉の理念をいかに取り戻すかについて語り合います。(構成:籔和馬)
第二章 ミニ四駆(3)「ここに戻ってきた少年たち、どこにも行かない少年たち」 | 池田明季哉
デザイナーの池田明季哉さんによる連載『"kakkoii"の誕生ーー世紀末ボーイズトイ列伝』。「魂を持った乗り物」という新しいミニ四駆観に基づき、走る目的そのものとしてのミニ四駆の価値を確立するに至った『爆走兄弟!!レッツ&ゴー』。しかし、その続編では主人公たちの〈成熟〉の困難が露骨に描き出されます。
“kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝
第二章 ミニ四駆(3)「ここに戻ってきた少
節電ゲームの連続的な学習プロセス | 井上明人
ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う「中心をもたない、現象としてのゲームについて」。今回は「節電ゲーム」からゲームという現象を考えます。コストダウンにも環境保護にも関心がない、電気使用量の記録更新だけを目指す「節電バカ」たち。彼らの情熱が生み出すゲーム的学習プロセスを読み解きます。
井上明人『中心をもたない、現象としてのゲームについて』
第29回