【米粉のおやつ屋になるまで】②調理師専門学校
〜なぜ米粉のおやつを作るのか
どうして自分でお店を開いたのか〜
part②
『調理師専門学校で学んだこと』
いざ、北海道調理師専門学校へ入学した私。
カッコいい厨房、何だか凄そうな先生や先輩。
自分の白衣や包丁セット、美味しい料理。
そして同じ志を持っているであろうクラスのみんな。もう全てが新鮮な毎日。
私が入った課は、
1年間で調理師免許が取得できるコースでした。
1年間で座学、調理実習、現場実習2回、行事、カフェコースの授業がありあっという間の1年です。
学校での授業は、和洋中がメインで基本からしっかり習う中で、私は相変わらず『カフェ』への憧れが強かったので、カフェの料理本を買い漁り、カフェ巡りをし、カフェ料理を作る。そんな日々でした。(当時は本当にカフェと言う言葉に囚われていました)
そんな中、
現場実習でお世話になった最初の場所が、私をまたお菓子作りの世界へ引き込んでくれました。
そこは、結婚式場のフランス料理のレストランでした。
私は調理師学校の学生なので、もちろん配属は調理。肉を切らせてもらったり、鍋を洗ったり、料理の仕上げをしたり。
ど緊張の中でも、厨房に居られるだけで楽しく、またシェフ達が休憩に淹れてくれたコーヒーを談笑しながら飲むと言う大人びた経験に一人胸踊っておりました。
現場実習も終盤に入った日。
シェフに
『実習生だれかウェディングケーキの手伝いに入ってくれないかい』と声をかけられ、
『はい!』とすぐに手を挙げて。
ケーキを作っている製菓室に侵入成功!
実習初日から気になっていた場所だったのでワクワク。
そこでは、女性が一人で全てのケーキ、デザートの仕込みをしていたのです。
そこはもう彼女の城でした。
ウェディングケーキを仕上げている姿がカッコよく、
(こんな人になりたい)
(ケーキを作ってみたい)と、
またひとつ憧れが増えた瞬間でした。
バイト、学校、遊びに無我夢中で走り切った専門学校での1年間。
先生のおかげで無事就職先も決まった19歳。
調理師学校での最終目標、
国家資格の調理師免許を取得することが出来ました。
調理師免許を取得して約20年。
調理師免許は私の体の一部くらい大事な存在です。
そしてそして調理師免許という武器を手に入れた19歳の私!
しかし就職先は……
③へ続きます。
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