ありのままでいい
どうして茶道のことが好きになったのだろう?
考えてみました。
日本の伝統文化を学べるから?
奥が深いから?
お抹茶が好きだから?
和菓子が美味しいから?
それはそうなんだけれど、一番は、心が静まるからなのかもしれません。
お点前をする空間、流れる時間は、とても静かでゆったりしています。
無心になるのが苦手な私は、よそ事を考えたり、手順を間違えないようにしようと余計なことを考えたり。
けれども、抹茶碗に手を添え、茶筅を手に、お茶を点てていると不思議と心が穏やかになっていくのです。
日常生活の中で、何も考えない時間はそうありません。
その心地良さが、心に身体に沁みる。
だから、茶道が好きになったのかもしれないと思うのです。
無心になる時間は、心を落ち着かせてくれる。
だから私は茶道が好きになったのだ。
では、無心になるのはどんなときなのでしょうか?
私たちは、常に情報過多な環境の中で生活しています。
五感を通して取り込まれる情報は、知らず知らずのうちに処理能力を超え、ストレスをもたらします。
無心になるには、そのような五感を通じて入ってくる「情報」を少なくしなければなりません。
お茶を点てているときが私にとっては正にそのような状態になっていると感じています。
入ってくる情報が少ない環境ほど、無心になりやすい。
例えば、シンプルで静かな部屋の中で聞こえるのは、茶杓を打つ音、お湯お茶碗に注ぐ音、湯気の立つ音など、日常生活の中では騒音にかき消されてしまうような小さな音だけ。
過剰な刺激がないから、無心になれます。
無心になると、心に余裕が生まれ、肩の力も抜けて自然とリラックスできます。
だから心地良い。
そうして自然と心に余裕が生まれ、自分自身と向き合う時間が持てるようになるのかもしれないなと思うのです。
その話が、『ありのままでいい』にどうつながるの?
仕事柄、子育て中の忙しいお母さんやお父さんとお話をする機会が多いです。
子育てをしているといろんな壁にぶち当たります。
楽しいこと、嬉しいこともたくさんありますがその反面、
母として、父として、迷ったり悩んだり。
これでいいの?
私の育て方、間違ってないのかしら?
私が変わらないといけないのでは?
と不安になったり。
そんなとき、どうしますか?
インターネットやスマホからの情報に目を向け、答えを見つけようとするかもしれません。
著名な教育学者や心理学者の本を読むかもしれません。
身近な先生や友だちに相談するかもしれません。
そうなると過剰な情報に振り回され、頭の中は、処理しきれない情報でいっぱいになってしまうことでしょう。
そんな状態が続くと、自分と向き合うことができなくなり、何が良いのか、悪いのか、分からなくなってしまいますよね。
そんなときです。
そんなときに、無心になってみるといいと思うのです。
なぜなら、無心な時間は心を穏やかにしてくれるし、自分自身と向き合う時間を生むからです。
そんなとき、きっと向き合った自分は気づかせてくれますよ。
『ありのままでいい』
目標を持ち、前向きに歩み続ける姿は美しいけれど、
変わらないとと自分を追い詰めたり、焦ることなどない。
ありのままの自分でいい。
子どもも同じ。
そのまんまの我が子が素晴らしい。
もちろん、無心になれることは茶道だけではありませんが…
無心〜穏やかな心〜自分と向き合う時間
そんな作用が"茶道"には秘められているのではないでしょうか?
穏やかな気持ちになりたいとき
ほっこりしたいときには、
どうぞ一服のお茶を点てて飲んでみてくださいね。
〜〜〜〜
自分で点てられるようになる茶道
〜一服のお茶からはじまる幸せな時間〜
の、はじめの第一歩を。
1月7日(木)15時から(キャンセル待ちです)
1月12日(火)10時半から(キャンセル待ちです)
1月21日(木)13時から(キャンセル待ちです)
場所:自宅(京都府八幡市)
定員:3名
参加費:5000円
持ち物:特になし
全席、キャンセル待ちとなりました。
いやでも、やってみたい!
他の曜日はないのかな?
と言う方は、お問い合わせくださいませ。
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