久々のリアルなお茶のお客様
今年に入ってから、お茶や着物を楽しんだり、Noteを書いたり、SNSをする元気や余裕が無くなってしまいました。
器用に効率よくやれるタイプではないので、最近は教会のクワイヤーの練習をして楽しむことだけで、いっぱいいっぱいです。
忙しい中、あれこれとこなしていく方は本当に素晴らしいし、尊敬します。
と愚痴っぽい調子のこの頃でしたが、知合いを通じて「日本の茶道を体験したい」というリクエストをカナダ人女性からいただきました。
1年に1回くらい、こんなこともあります。
ところがなかなか都合が合わず、急の用事でキャンセルを何回かせざるを得ませんでした。いい加減、キャンセルされるのも覚悟をしましたが、それにも関わらず、根気よくお付き合いくださり、遂に先週、カップルでうちにお越しになりました。(表紙画像は以前来てくれたゲストです)
なんでも奥様からご主人へのサプライズのお誕生日プレゼントだったそうで、ご主人はどこに何をしにいくのかも知らないまま、奥様にうちに連れられてやってきました。
私が着物でお迎えするととてもビックリされて、ご主人も奥様も大喜び。
早速、手を水で清めていただき、香を焚いておいたうちのなんちゃって茶室に入っていただきました。
そして簡単に「和敬清寂」の意味とお菓子やお茶の頂き方をお伝えしました。
一見、小難しそうですが、なんとなく抹茶を頂いてもらうよりも、解説あるとそれぞれに意味があることがわかり、興味を持って見ていただけます。
また体験をすることで、茶道や日本文化により親近感を感じてもらえます。
そして立礼でお抹茶をお出し、お点前を終えた後、お二人にも実際に抹茶を点てていただきました。
お菓子は日本のお土産で頂いた”琥珀糖”とアジアンショップで買った”カステラ”。
カステラは日本製っぽいパッケージですが実は台湾製。日本のカステラとは触感が違い、シフォンケーキとチーズケーキを混ぜた感じです。
このギザギザの切り口もなんか不思議です。カステラとは違うけど美味しいので、ゲストにもとても喜んでいました。
本来なら1時間で終わる予定だったんですが、気が付いたら2時間近くもやってしまいました。まぁいいか。
ゲストに喜んでいただけたのが何よりです。
久々のお茶のお客様で一週間前から、掃除やら買い物やらちまちま準備をして、お点前や英語での説明の練習をしてきた甲斐がありました。
奥様からのご主人へのこんなサプライズプレゼント、素敵ですね。
私自身もいっしょに楽しませていただき、嬉しかったです。
やっぱり文化っていいなぁ。