季語: 暑気払、と、推敲(白雨、空蝉、線香花火)
暑気払ひ玻璃の器へガスパッチョ
(しょきばらいはりのうつわへがすぱっちょ)
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暑気払、一句のみ。悩み深き一句です。
① 『暑気払玻璃の器へガスパッチョ』
という、送り仮名の「ひ」が無い表記とどちらにしようか、一晩悩んでしまいました。
「ひ」無しでいきたかったけれど、やはり漢字が続きすぎると思い、上の表記を選びました。
その前に、ガスパッチョ(ガスパチョ)。季語ではないけれど、トマト、玉ねぎ、胡瓜など、夏の季語野菜その他をガガガーッとブレンドする冷たいスープです。
こういう、季語ではないけど、季語のものがめいっぱい使われている料理名を使うのは、どうなんだろう?と悩みつつの句でした。
でも、ガスパチョ飲むとほんとに涼しくなりますよ~。
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推敲(白雨、空蝉、線香花火)
◇元句: ロスタイム白雨を翔る決勝点
▶ ロスタイム白雨切り裂く決勝弾(なごみさん)
◇元句: 細き幹ひとつ空蝉吸ひつけり
▶ 細幹の空蝉ひとつ落ちまいと(皆さまからアドバイスをいただきました)
◇元句: 妹の呑気線香花火ぽと
▶ 妹ののんき線香花火ぽと(鶫さん)
皆さま、本当にありがとうございました!
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今日もここまでお読み下さり、ありがとうございます。よかったらご意見やご感想など、よろしくお願いします。