✈︎ 冬の雑詠(筆始め、手毬唄、福笑ひ、初仕事、厚氷、葱刻む)
俳句幼稚園、今年に入って初めての登園です。
気づけばもう1月も半ばだなんて!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
半切の一点見据う筆始め
筆始め/新年(生活)
大きなる独りの庭よ手毬唄
手毬唄/新年(生活)
彷徨ひてまなこめくまゆ福笑ひ
福笑ひ/新年(生活)
トーストのバター四方へ初仕事
初仕事/新年(生活)
厚氷かなしみ色の幾重にも
厚氷/晩冬(地理)
応答のトーンの上がる葱刻む
葱刻む/三冬(植物)
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一句目は、書初め。
二句目は、ひとりになってしまって広く感じる庭で、昔を思い出している。
三句目は、福笑いの眉毛のパーツが目のように置かれて…という景。「眼」と「眉」を漢字にするかどうか迷いました。
四句目は、焼けた食パンの四方へバターを伸ばしている様子。去年も新年四日目にトーストで詠んだような。
五句目、「かなしみ色」は造語です。アパートの目の前にあるジムの屋外プールに溜まった、雨水がガチガチに凍っているのを見て思いつきました。ただ今当地(たぶん北米の広い地域)に寒波襲来で、人生初のマイナス20度以下を体感しております。さっむ!
六句目は、大好きな葱を詠みました。
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トップの写真は、その屋外プール。夏に、水泳帽をかぶったシニア達がアクアビクスをされていたプールです。
最近、俳句がなかなか浮かばず唸っていることが多いのですが、今年も楽しく参ります。ひよこ句会も始まりましたね!とても楽しみです。
よろしくお願いします!