✈︎夏の雑詠五句(ギヤマン、薫風、万緑、母の日、レース編む)
ギヤマンや法要に笑みこぼれいづ
ギヤマン/三夏(人事)
薫風やオフの重機の畳まるる
薫風/三夏(天文)
万緑に玩具めきたる大豪邸
万緑/三夏(植物)
母の日よカード送りて送られて
母の日/初夏(行事)
庭園にハープの調べレース編む
レース編む/三夏(生活)
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一句目
日本で晩春に行われた父の二十七回忌。父が仕事でお世話になった方々と、お酒が大好きだった父の思い出話で盛り上がったところから。
二句目
重機はショベルカーのことです。日本で滞在していた私の母の住む4階の部屋から、向かいで始まったマンションの新築工事の様子がとてもよく見えました。ゴールデンウィークの間は工事はお休みで、ショベルカーが定位置にきちんと折り畳まれていました。丁寧な職人さん達の仕事ぶりが伝わってきました。
三句目
先週アメリカに戻ってきたら、当地もむせかえるほどに緑が溢れています。車で高級住宅街を通り抜けた時に、いつもは非常に大きくそびえたつように見える豪邸群が、緑に囲まれて圧倒されているようで、なんだかとても小さく見えました。
四句目
母の日の日記的な句です。今年は実際はカードではなく、母に送ったのも子供達から届いたのも、スマホのメッセージ。
五句目
こちらも日記のような句です。
週末に、日本庭園でハープなどの演奏会がありました。(トップの写真。ボケていますが、右下にハープ奏者♪)聴きにきていた一人が、熱心にレースを編んでいた姿から。
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久しぶりの登園です。
ご意見やアドバイスなど、どうぞよろしくお願いします!