見出し画像

✈︎ 秋の雑詠(鬼灯、秋雲、半月、秋暑し、爽涼)


鬼灯や和太鼓ショーの第一打

鬼灯:初秋/植物

秋雲や瀬戸の小島のグラデーション

秋雲:三秋/天文

半月や露天にゆらぐ母の背中せな

半月:三秋/天文

解体のリアドアの束秋暑し

秋暑し:初秋/時候

爽やかや順に自転車ファミレスへ

爽やか:三秋/時候


◆◆◆

少々日が経ってしまいましたが、お盆休みに、倉敷の鷲羽山の温泉宿に家族で行った際に詠んだものです。病み上がりだった義母も、予定通り行くことができました!


一句目
ホテルのスタッフさん達が、力強い和太鼓の演奏を披露して下さいました。ライトが落とされた中での第一打は、大変な迫力でした。ホテルの廊下に鬼灯が飾ってあったところから、合わせました。

二句目
ホテルの部屋からの眺め。トップの写真。

三句目
大浴場へ、義母と。「露天」と「ゆらぐ背中」で、お風呂の場面だと伝わるかどうか。

四句目
ホテルへの行き帰りの道に、解体された車のパーツが大量に置かれている所がありました。リアドアは、後部座席のドア。リアドアに限らず、高く積み上げられるのではなく、本棚の本のように立てかけて整然と並んでいたのが、妙に印象に残りました。

五句目
鷲羽山からの帰りに車で通ったファミレス。女子高生と思われる子達が、次々とさーっと自転車で現れて、店内へ入っていく様子が目に入りました。まだまだ暑かったのですが、爽やかな風が見えるようでした。


◆◆◆

8月31日にアメリカに戻って参りました。まもなく一週間になりますが、未だ酷い時差ぼけの最中にいます。もう少しかかるかなぁ。逆方向の、日本へ向かう時は、あっという間に時差ぼけは治るのですが。
もう無理!というほどの暑さの日本でしたが、やっぱり良い国だなぁと実感することも多い二ヶ月でした。


アドバイスやご感想など、よかったらどうぞよろしくお願いします!
いつもありがとうございます。