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✈︎ 秋の雑詠四句(秋の川、薄紅葉、秋深し、九月尽)


秋の川ベンチのひとへ会釈せり

秋の川:三秋/地理

トラム遅れたゞ一本の薄紅葉

薄紅葉:仲秋/植物

秋深し奏者は弓を跳ね上げぬ

秋深し:晩秋/時候

書き損じしつとり放り九月尽

九月尽:晩秋/時候

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明日はもう立冬、ということで、慌てて秋の句を投稿します。
最初の二つの句は、先日南カリフォルニアを訪れた時に詠みました。一年中温暖な地ではありますが、そこここに秋が感じられました。
三句目は、聴きに行った弦楽器のミニコンサートの、演奏の終わりの場面から。
四句目は、書道の練習の様子から。「しっとり放る」は、「まだ墨が乾いていないしっとりとした状態の、失敗した作品を折り畳んで捨てる」様子ですが、少々強引でしょうか。

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