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✈︎ 冬の雑詠(寒椿、冴ゆ、鴨鍋)


説得のふみの分厚し寒椿

寒椿/晩冬(植物)

真夜中の秒針の間を汽笛冴ゆ

冴ゆ/三冬(時候)

鴨鍋やまた本題を外れをり

鴨鍋/三冬(生活)


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少しご無沙汰です。

一句目は、私の父の昔話から。何度も聞いた話です。

二句目は、ここのところの出来事です。夜布団に入ると、壁時計の秒針の音が響いている中、遠くにはっきり汽笛も聴こえます。そういえばあの辺りに線路が通っているっけ、あんな遠くの音がこんなにはっきり聴こえるとは、まさに「冴ゆ」だなぁと。

三句目は、先日我家で友人夫婦三組が集まった時のこと。話がすぐに脱線して、「で、何の話だったっけ?」の繰り返し。それがまた可笑しくて大笑い。メニューは洋食でしたけど、なんとなく鴨鍋を合わせてみました。


トップ画はMMさんのイラストをお借りしました。

どうぞよろしくお願いします!