季語: 伽羅蕗、と、推敲(小暑)
① 艶々と萎む伽羅蕗うづたかく
(つやつやとしぼむきゃらぶきうずたかく)
② 伽羅蕗やネット巡りて母の色
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① 伽羅蕗がたっぷりできあがった様子。または器にこんもりと盛られている様子。元の蕗に比べると、伽羅蕗は縮んでいる印象です。「しぼむ」という語は、マイナスのイメージが強いでしょうか。
先ほど調べていて、「うづたかし」には「気品がある」という意味もあることを知りました。
② 子どもの頃は苦手だった伽羅蕗も、今なら美味しく食べられるような気がします。自分で作ることはないかな~と思いますが、もし作るとしたら。たくさんのネット上のレシピから、母が作ってくれたような色の伽羅蕗を選ぶ、かもしれません。
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推敲(小暑)
◇元句: 現れし富士青々と小暑なり
▶ 雲切れて小暑の富士の青の濃し(鶫さん)
▶ 小暑なり現るる富士青々と(alohaさん)
皆さま、ありがとうございました!
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トップの画像は、吉倉たまさんのイラストをお借りしました。
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