脚本家 若杉栞南|言葉に鼓動を 2024年10月3日 17:08 母が小説家になったのは私が生まれるよりも前のこと。父はそのもっと前から母の物語が好きだったそうだ。母は時々、温かい歴史を話した。父が登場するその話が私は好きだった。でも、父がいない今、それが歴史か物語か見抜くことはできない。母はきっと、まだ隣にいて欲しかったんだと思う。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #物語 #短編集 #若杉栞南 #一日一鼓 #2度目の10月 #1003 13