withコロナの学級経営 たった一つの秘訣
withコロナ時代が始まり、早1年半が経とうとしています。
長い休耕期間があったり、生活様式がかわったり・・・
教師も子どもも疲れてしまいますよね。
もう勘弁してくれ!という思いもあります。
誰も悪くない。すべては、ウイルスのせいです。
見えない敵。先行き不透明。教師も子どもも混乱してしまいます。
人間は、こういう時、どうしても感情的になってしまうこともあります。
子どももそうだし。もちろん、教師もそうです。
だって、人間だもの!!
そんな大変な中、こんな子がいたらどうでしょうか?
忘れ物をしてくる子。どの教室にもいると思います。
表には出さないけど・・・
正直ちょっと、「もうちょっとしっかりしてくれないかな・・・」
と思ってしまいませんか?
これが、一人ならまだしも、何人も何人もいたらどうでしょうか?
先生火山の大噴火!!(怒)
となってしまうかもしれません。
ちょっとずつ、こういうことが増えていくと
子どもも教師の言うことを聞かなくなってきてしまいます。
やっぱり、withコロナでも穏やかに学級経営をしたいです。
穏やかに学級経営をするたった一つの秘訣。
それは「基準をもつ」ということです。
例えば、忘れ物で言うと
「忘れ物が1回や2回なら人間だから仕方ないかもしれないね。でも、3回も4回も5回も続くのはいけない。1回や2回目くらいなら先生が貸してあげるけど、3回も4回も5回も続くようなら、先生は少し厳しいことを言うかもしれません」
といったように事前に「基準をもつ」ことです。
こうすることで、教師が感情に任せて指導をしてしまう機会を減らせます。
子どもも、事前に「先生が3回目までは・・・と言ってたなあ」
と自分の行動を改善する時間をもつことができます。
4回以上忘れ物をしてしまった時も、先生に厳しいことを言われても
子どもも納得できる状態で話を聞けます。
※要注意なのは教師はあくまでも丁寧に「直してほしい」という想いを伝えることです。
なぜ、こんなことが大切なのか。
「発達障がい児本人の訴え」(東京教育技術研究所)を見てみましょう。
事前に「基準をもつ」と言うことは、特別支援対応でもあるのです。
なので、夏休み明けも穏やかに学級経営をするために早めに「先生が叱る3原則」を伝えることも必要です。
「先生が叱る3原則」は、学級の実態によって変わりますが
例えば、以下のようなものです。
①命にかかわる時
けんかして友達の首を絞めている。危険な遊びをしている。こんなときは、命が危ない。みんなの命を守るために先生は叱ります。
②いじめにかかわる時
友達を仲間外れにしている。友達に手を出している。「○○菌だ」などと悪口を言う。「おまえさっき咳してたからコロナじゃないか?」「○○に行ったからコロナにかかったんだろ」など相手のことを深く傷つけるようなことは絶対に許しません。
③何度同じことを注意されても直さない時
ろうかを走っていたり、ふざけたり、分かっているのにわざとやめようとしない時、先生は叱ります。
内容は、各学級の実態に合わせてください。
内容のポイントを簡単にまとめると以下の3つになります。
①いのち ②いじめ ③けじめ
これらに関わることは早めに基準を示してあげましょう!
語り方の実演は、動画をご覧ください!
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